不動産トピックス

【第25回不動産ソリューションフェア見どころ紹介】ビルオーナートークセッション 「揺れる損保業界!火災保険値上げ問題とその対応策」

2023.11.14 10:07

セミナー「揺れる損保業界!火災保険値上げ問題とその対応策」
11月15日 15:30~16:30 第4会場

 2022年10月、火災保険を取り扱う損保各社が火災保険料の改定を実施したことをご存じだろうか。この改定では火災保険料の値上げだけでなく、長期契約の期間の短縮も実施されており、いずれの内容も契約者にとっては負担増となる改定となっている。国内では大雨・洪水・地震など、大きな被害をもたらす自然災害が頻繁に起き、さらにその災害は激甚化している。そのため自然災害に伴う保険金の支払いが急増。火災保険料の値上げが余儀なくされているのが現状だ。
 しかしながら、火災保険は契約内容が非常にわかりづらいため、契約内容を精査せずに保険料の値上げを受け入れてはいないだろうか。「火災保険」という名称からは火災による被害を補償するイメージが先行しがちであるが、火災保険が適用される場面は意外と多く存在する。例えば外壁やシャッターなどで見かけることのあるスプレーによる落書き。これはスプレーの塗料が飛来してきたという考えのもと、保険の適用となる可能性がある。一方、ペンキによる落書きは塗料が飛来したものではなく、汚損の扱いで保険適用となるのは難しい。自身が加入している火災保険はどのようなケースまで補償でカバーできるのかは、建物オーナーとして今一度確認しておきたいところだ。加えて、建物の立地条件を考慮せずに火災保険を契約している場合は契約内容を改めて確認して頂きたい。近年はゲリラ豪雨に代表される水害が度々発生しているが、高台に立地する建物などでは水害リスクは比較的少ない。にもかかわらず手厚い水災補償を契約しているがために、保険料が高額となっていないだろうか。
 このほか、補償金額を上回る掛け金を契約しているケースなど、認知度が低いがためにオーナー側が過度な負担を強いられることもあるという。今回のトークセッションでは近年値上げが続いている火災保険の現状をおさらいするとともに、ビルオーナーの立場から峰岸氏が体験した火災保険値上げの実体験とその対応を述べる。また、日本初の顧問制保険管理専門職として火災保険に詳しい師井氏の解説を交えながらトークセッションは進行する。契約更新を控え火災保険料の大幅な値上げに直面したオーナーは是非このトークセッションを聴講して頂きたい。

PAGE TOPへ