不動産トピックス

ビル業界ミニトピックス

2022.05.09 10:35

■リスト(横浜市中区)は販売物件である渋谷区広尾3丁目の事務所付き邸宅の内覧会を行った。立地は東京メトロ日比谷線「広尾」駅から徒歩16分の閑静な住宅街。多くの人が参加する中で、ユニークな仕掛けとなったのが高級車・ランボルギーニやアート作品の展示を行ったことだ。いずれも内覧会で購入することができる。担当者によれば「物件との親和性が高いことから企画しました」と明かす。物件内では演奏会も開催。ドリンクも提供され、参加者は他の内覧会では味わえない体験となったようだ。

■メタバース上に本社ビルを建てたHIKIYOSE(東京都荒川区)。今年2月に立ち上がったスタートアップ。その成り立ちは非常にユニークなものだ。CEOの濱口慶太郎氏はパーソナルトレーナー。COOである伊勢隼人氏のトレーニングを担当していて、その縁から意気投合して、ともに起業することになったという。同社ではメタバースやNFTなどを駆使したセールスプロモーションを展開していく。伊勢氏は不動産会社を経営してきたキャリアの持ち主。どのようなシナジーを起こしていくか、今後の展開に注目したい。

■南青山にオフィス兼ショールームを構えるロータス(東京都港区)は、オーダーキッチンや家具等の設計・施工・管理を一括で提供できる家具メーカー。そんな同社が2020年からテレワーク用ブース型家具「Priws(プリウス)」の販売を開始。ブースの売上げは未だ衰え知らずとのこと。
 ロータスの開発したテレワーク用ブース型家具Priwsは、組み立て式の個室ブース。ブースの天井に換気設備や照明が内蔵されているため、天井をはめ込むだけで各種設備が揃うかたちだ。壁面には電源(コンセント)も備え付けており、個室内の照明のスイッチを押せば空調(換気設備)も稼働する仕組みである。一般的な個室ブースと機能性は遜色ない。
 代表取締役の蓮見雅則氏は「組み立ては2時間ほどで完成し、外観のカラーバリエーションも選択できます。現在、オフィス内への設置に加えてマンション下層階に設置した入居者用のワークスペースに好評です。金額もリーズナブルなので導入しやすいことが評価されています」と語る。

■ウォーターデザインジャパン(東京都渋谷区)は、「ウルトラファインバブル(別称・ナノバブル)」と呼ばれる1000分の1ナノミクロンサイズの極めて微細な気泡を活用した水道機器「UFB DUAL」を販売する。
 「UFB DUAL」は、ウォーターデザイン社が開発した、単位・マイクロよりも小さい気泡であるウルトラファインバブル(UFB)を発生させることで、バイオフィルムの剥離や植物の成長促進、髪の毛の水分量UPを可能にさせる機器。配管内のバイオフィルムの下まで入り込み汚れなどを取り除く。配管のメンテナンス回数やメンテナンスコストを軽減させ、ヌメリの改善や水質維持にも貢献する。マーケティングを担当する伊藤夏美氏は「飲食ビルにお勧め」と太鼓判を押す。

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