不動産トピックス

クローズアップ 給排水設備編

2017.07.10 17:38

 ビルに限らず、施設に必ず設置される給排水設備は維持・管理に莫大な費用が掛かる。特に管の破裂や詰まりといったトラブルが発生した場合、迅速な対応・復旧が求められる対応が難しいケースも多いと聞く。今回はトラブルを事前に回避する製品やサービスを紹介したい。大事な資産を守るには定期的なメンテナンスが重要だ。

ヤングトラスト 水道管内の酸化防止や排水館内の劣化防止に効果あり
水道水や井戸水などを活性化させる超磁場活水器
 ヤングトラスト(さいたま市大宮区)は、水道管に設置し水道水や井戸水などを活性化させる超磁場活水器「コスモス」を製造・販売する。
 「コスモス」は半永久的に効果が持続するネオジム磁石を使用し、電子(マイナスイオン)を水に与えることで活性化させる活水器。磁石間の距離を極限まで狭めることで大きな起電力を発生させ、水の中に含まれる鉄やカルシウムなどのミネラルが電子に付着。その結果、水道水がマイナスの電荷を持った水となり、配管内の酸化防止やトイレの尿石も防ぐといったことに繋がる。また半永久的に効果が持続するネオジム磁石を使用するので、外部から電気や熱などのエネルギーを与えることなく継続して使用可能だ。
 代表取締役の小林栄子氏は「生きた水にはアンモニア臭や腐敗臭などを取る『消臭力』や汚れを取る『洗浄力』などがありますが、それ以外に生物を生き返らせる『生命力』などもあります。例えば、しなびた葉物野菜を活性化した水に浸すだけで数時間後には元の姿に戻るといったことがあり、『コスモス』を使用した水にも同様の効果が見られます」と語る。そのため、飲食店や大型のマンションなどから設置を求める声が寄せられる。
 また水道管内の酸化防止や排水管内の劣化防止に導入する事例も多い。主な導入先にJR東日本グループの駅直結の駅ビルやショッピングセンター、「東京」駅構内のトイレなどがあり、その他には有名なグランドホテルや商業ビル、郊外のショッピングモールなどもある。
 小林氏は「管の酸化・劣化を防ぐだけでなく、管の耐久性が衰える原因のひとつと言われる高圧洗浄を実施する必要もありません。現在、導入してから10年以上経過している施設もありますが、問題なく稼働していることからトラブルがない点も特長と思います」と語った
和協産業 配管を腐食させない洗浄剤 排水公害の危険性もなし
 和協産業(東京都墨田区)は排水管などの洗浄剤の新製品「パワーZLP」を販売する。
 「パワーZLP」は建築後数年以上経過したビルやマンション、ホテル、病院、一般家庭などの給水管や排水管内にある水あかやスライム、鉄サビによって発生した汚濁や赤水を解消する洗浄剤。清掃しにくい配管内の汚れを簡単に解消でき、臭いの元もしっかりと除去できる。
 また食品添加物認可品を用いているので給水系統に安心して使用でき、殺菌・清浄作用により飲料用に適する衛生的な仕上りにもなります。
 同薬品は中性タイプの洗浄剤で、配管を腐食しないのも特長。原液は安定だが、使用時に激しく分解し洗浄効果を高める。また洗浄後は分解して水と酸素ガスになり、排水公害の心配もない。対象用途は主に給水系統で、受水槽、高架水槽、給水管、排水管に発生する水あかや鉄さびなどの除去に効果がある。

大作商事 配水管のつまりを解消 くり返し掃除できる引っ掻き棒
 大作商事(東京都千代田区)は先月から、排水管のつまりの原因となる髪の毛やゴミを簡単に取り除くことができる排水管用掃除用品「フレキシスネイクSP」を発売している。
 「フレキシスネイクSP」は、ゴムでできた紐状の引っ掻き棒。風呂場や洗面台の排水管に同製品を差し込み、クルクルと回せば、排水管に詰まった髪の毛やゴミなどをごっそりと掻き出すことができます。これまで手間が掛かり面倒で諦めていた排水管の掃除が簡単になり、清掃業者に頼み支払う清掃コストも削減できる。
 また「フレキシスネイクSP」は液状タイプの排水管洗浄剤で処理しきれないような、つまりの原因となっている髪の毛やゴミを物理的に掻き出すことができる。薬品を吸い込んでしまったり、目に染みたり、手荒れの心配もないことも特長だ。くり返し排水管を掃除できるので料金もかからず経済的である。

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