不動産トピックス

編集後記

2013.03.18 15:46

 今月15日、85年にわたって営業してきた東急東横線「渋谷」駅の地上ホームが、その役目を終えた。渋谷の街にはシンボリックな風景が多数存在する。道玄坂入口のスクランブル交差点などがその代表だ。東横線「渋谷」駅の地上ホームもその風景の一つで、かまぼこ型のアーチがいくつも連なる屋根は東口を代表する風景の一つであった。地下に移った「渋谷」駅のデザインを担当したのは建築家の安藤忠雄氏。そのコンセプトは「地宙船」。列車だけではなく巨大な船まで停泊させる彼の非凡なセンスは、渋谷という街が持つ独自性と通ずるものを感じずにはいられない。(鵜野)

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