不動産トピックス

今週の一冊

2010.05.31 10:42

年収200万円時代のサラリーマン処世術

不動産投資「やっていい人、悪い人」
著者:長嶋 修
出版:講談社
発行:平成22年5月20日
価格:838円(税別)

 本書の著者は個人向けの不動産コンサルティングサービスを提供しているさくら事務所代表である長嶋修氏。同氏によると現在、サラリーマンを中心とした個人の不動産投資市場が過熱しているという。都心の中古アパートなど、物件によっては買付けが集中し、「買いあがる」物件が出るほどの状況とのことだ。
 ただ、すべての人が不動産投資に成功するとは限らない。不動産投資はとても安定的で事業性の強いものであるが、動く金額とリスクの大きさは、ほかの投資商品の比ではないと言える。
 本書では、こうしたリスクを回避しながら、不動産投資に成功する人に共通する投資哲学、また最低限知っておくべき市場や経済動向と資金・建物に関する知識などを詳しく解説しており、これから不動産投資を始めようと考えている人にとっては一読の価値がある一冊と言えるだろう。

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