不動産トピックス

ビルオーナーのための建築・設備最新情報

2010.05.31 10:44

内田洋行 韓国・サムスンLED社と協力しLED事業に本格参入
 内田洋行(東京都中央区)は、平成22年5月27日より、LED照明『UbiqlightTM(ユビックライトR)』シリーズの販売を開始している。
 内田洋行では、平成20年より韓国・サムスンLED社と協力して、同社製のLED素子を用いた照明灯具の開発に着手。また、PC制御と各種センサーとの連動を可能にした独自照明制御アプリケーションの開発にも取り組んできた。今年1月にはLEDビジネス推進部を発足し、そしてこの度、LED照明「UbiqlightTM(ユビックライトR)』シリーズの完成をきっかけに同社は本格的にLED事業を開始する。
 「『UbiqlightTM(ユビックライトR)』シリーズは、ユビキタス照明としてのLED照明をコンセプトにしています。LED照明はあくまで電子回路がベースですから様々な用途に応用可能です。使用領域や可能性は無限に広がり、様々な電子デバイスと連動することが可能です。具体的に実現している技術としては、空間の利用用途や、時間帯、利用者の嗜好にあわせて照度や色温度など光を自在にコントロールしたり、人感センサーや照度センサーなどと連動することも可能。自動制御化されることで、無駄な点灯を節減し、消費電力の大幅な削減に貢献します」(古橋氏)
 「調光可能な無線通信型LEDスポットライト」や「明るさの調整だけでなく、色味までも調整することができるLED」など様々なラインアップが用意され、それらも全て、本社本館のショールームにて実体験することが可能となっている。なお、本社ビル全館で実証実験を行ったところ照明における年間消費電力、年間CO2排出量をおよそ63%削減できる効果を確認できたそうである。

パナソニック電工 空間演出に最適なLED照明シリーズ4タイプ発売
 パナソニック電工(大阪府門真市)は、店舗などの空間演出や重点照明に最適なLED照明シリーズ4タイプLEDスポットライト(18品番)」、「LEDユニバーサルダウンライト(27品番)」、「演出照明用LEDダウンライト(9品番)」、「LEDユニバーサルダウンライト[グレアレスタイプ](10品番)」の計64品番を順次発売する。
 LED照明の色温度は、白色、電球色に加え、同社では初めて温白色を採用。ビーム角は10度、15度、30度なので、空間イメージに合わせたきめ細やかな照度が可能になっている。また、ランプ寿命は4万時間のため煩わしいランプ交換の手間は不要。「LEDスポットライト」は、灯具が全長84㎜のコンパクトサイズながら、従来のハロゲンランプやHIDランプに相当する光源を可能にしている。現行品(ハロゲン12V50W)と比べて消費電力は約72%削減し、年間電気代が882円を達成。また、ディフュージョンレンズ(拡散配光)、スプレッドレンズ(横長配光)などのオプションレンズとの組合わせにより多彩な演出に対応できる。
 「LEDユニバーサルダウンライト」は、豊富な配光や光色で用途に合わせたライティングが可能である。明るさはハロゲン12V50形タイプ(埋込穴直径100㎜)、LED照明のCDMIT35形タイプ(埋込穴直径125㎜)をラインアップ。現行品(高効率セラメタランプCDM-T35W)と比べ、中心光度を同等に保ちながら、消費電力は約47%削減し、年間電気代は1512円となっている。
 「演出照明用LEDダウンライト」は、ハイパワーな光を高演色で実現した集光タイプのダウンライトである。ハロゲン12V50形タイプ(埋込穴直径75㎜)とCDM-T35形タイプ(埋込穴直径100㎜)を使い勝手の良い広角配光で展開している。
 「LEDユニバーサルダウンライト[グレアレスタイプ]」は、照明器具の存在感を最小限に抑えており、壁面や通路など目的に応じて上質な場面を演出できる。サイズは、埋込穴直径75㎜、埋込穴直径100㎜となっており、飲食・物販店向けに黒枠タイプも揃えている。

サンワサプライ 体に負担のかからない 理想的な座り方を実現
 サンワサプライ(岡山県岡山市)は、長時間のデスクワークによる疲労や負荷を軽減したエルゴノミクスチェアの「スイングチェア 100-SNC024」を発売した。同製品は、アメリカのSmart Motion Technology社が、生体運動学をもとに開発した高機能チェアである。
 同製品の特徴として、体の動作に応じて座面と背面がそれぞれ可動するという新発想により、理想的な座り方を実現。可動範囲は座面が上下13度(計36度)、背面が15度である。そのため、デスクの高さに合わせて座面を一番高くしても地面から足裏が離れない、後ろにもたれても背筋が曲がらないなど、様々な姿勢でも体に負担をかけることなく、バランスよく座り続けることができる。また、体型に合わせて細かくチェアを調節することが可能となっている。調整範囲は座面が上下で約15・5cm。背面が上下で約3・5cm、前後で奥行き約4cmである。アームレストは360度の回転式で、作業内容に合わせて一を上下で約8cmの変更ができる。座り心地は大腿部のカーブに沿って座面が成型され、ボリュームがありながらクッションは固過ぎず、柔らか過ぎないように配慮。また、アームレストにおいても、クッションが入っているため肘を載せたままでパソコンの入力作業ができるようになっている。
 サイズは外寸で幅670~730㎜×奥行き600㎜×高さ995~1120㎜、座面が幅480㎜×奥行き420㎜(高さ455~580㎜の範囲で可動)。座面の耐荷重量は100kgまで。販売価格は7万9800円(税込)。組立出荷であり、保証期間は1年間。同社直営のWEBショッピングサイトである「サンワダイレクト」のみで限定販売となっている。

三協立山アルミ 複層ガラス障子に改修可能 取替障子「リメイク」発売
 三協立山アルミ(富山県高岡市)は、既設の同社の集合住宅・ビル用サッシ単板ガラス障子を複層ガラス障子に交換することができる取替障子「リメイク」を発売した。
 同製品の特徴として、既存の窓枠はそのままに、ガラス障子を入れ替えるだけで取り換えが可能なため簡単な改修工事で外壁を傷つける心配は不要となっている。また、空気層12㎜までの複層ガラスに対応し、高い断熱効果を実現。その他に、防犯効果のある錠付きクレセント、障子の始動操作を軽くするユニバーサルハンドルなどをオプションとして、取り付けることができる。
 対象商品は、同社の集合住宅・ビル用サッシの「3A70N」、「サンミッテ70」、「サンミッテⅡ70」、「SRS-70」の引き違い窓となっている。本体の材質はアルミ形材であり、ガラスの溝幅は29㎜。カラーは、「SLCシルバー艶消」、「SIシルバー艶有」などがあり、既存サッシの設定色に対応が可能である。参考価格は、「サンミッテ70」の場合(障子+網戸のみ)で5万4350円。価格には、ガラス代、消費税、搬入費、既存障子の撤去費、工事費は含まれておらず、窓種を引違い窓の2枚建、カラーを「SLCシルバー艶消」、サイズをW1700mm×H1800㎜に想定して算出している。

オプテックス ドア枠上部に起動センサー設置高さ3・5mまで検出
 オプテックス(滋賀県大津市)は、高密度ドアウェイリーエリアを搭載した無目下取付型自動ドアセンサー「プロセーフOA-224V」を6月2日から発売する。
 同製品のスペックは、設置高さが2・0~3・5m以内まで、検出エリアが最高で約4・5mの可動範囲となっている。自動ドア前の看板やシャッターなど、通常のドア枠より上部に起動センサーを取り付けないといけない場合でも対応が可能である。また、従来では通行者を検出し、自動ドアを開ける起動検出であったが、同製品はレール上の自動ドア走行部にも検出エリアを設けているため高い安全性を実現している。
 検出方法は、近赤外線方式を採用し、出力保持時間は、約0・5秒。カラーは、シルバー、ステン、ホワイト、ブラックブロンズ、鏡面をラインアップ。部品は本体×1、配線用コード(2・5m)×1、取扱説明書×1、エリア調整用治具×1(出荷時装着)、取付ビス、取付型紙で構成されており、質量は本体のみで270gとなっている。
 同社は、店舗や公共性の高い病院や老人ホームなど様々な設置環境での展開を予定。本年度の販売目標台数は7000台としている。

大林組/ピーエス デスク周りの環境をエコで快適な空間を実現
 大林組(東京都港区)とピーエス(東京都渋谷区)は、デスク周りの環境を個人の快適な空間に保持するタスク空調を共同開発した。この空調方式は、現在建設中である大林組技術研究所の新本館「テクノステーション」(平成22年10月完成予定)に設置される予定となっている。
 同製品の特徴として、放射パネルを用いたタスク・アンビエント空調「O-TASC」による省エネルギーを実現している。オフィスの冷房時に、室内全体(アンビエント空間)の設定温度を28℃としてクールビズ対応の運用とし、個人のデスク周り(タスク空間)の設定温度を1~2℃下げることで、快適性に配慮。(暖房時はその逆の設定)。一般空調と比較して20~30%のCO3排出量の削減を実現している。従来はファンを使って天井や床、パーティションから風を吹き出していたが、自然対流を促進させる形状をしたコイルをパネルで挟み込んだパーソナルタスクパネルを設置したことにより、静音で振動が少なく、人に直接気流が当たり続けるという不快感を改善。コイルに冷水・温水を通水することで、放射および微風速のやわらかな気流を発生させている。また、オフィスレイアウトへの変更追従が容易である。パーソナルタスクパネルへの通水には、フレキシブルな冷温水コードを用いるが、同コードの雪像にはワンタッチで簡単に着脱可能。冷房の際には机上、暖房の際には足元に動かすことができ、レイアウト変更の際も容易に移設することが可能である。そのほかに、「RFIDタグ」による在籍制御を組み合わせることにより、在籍の有無を自動的に判断し、ON/OFFをすることで、空調や照明の無駄を省き、更なる省エネを実現している。

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