不動産トピックス

ビルオーナー伝言板

2005.06.27 10:03

★恒例の勉強会
東京都渋谷区のビル経営者達で組織されている「渋谷ビル経営者協会」は毎月恒例の勉強会を6月28日午後4時より開催する。今回のテーマは「ビルオーナーの防災の責務について-テナントの関係のあり方-」だ。講師は東京消防庁渋谷消防署予防課長の加藤孝一氏、同署査察係長の滝原正明氏である。例会は「夢伝・幻酒房からから」にて行うという。

★店舗ビルの難しさ
神奈川県平塚市のビルオーナー大貫ビルのオーナーである大貫慎一郎氏はオフィスビルをメインに商業ビルも運営している。廃棄物の臭いや汚れなど周辺ビルからのクレーム処理に追われることもしばしば。店舗オーナーの経営が好調の場合は管理面についての指導を素直に聞き入れるも、売上が落ちている状況の場合はビルのせいにされるなど店舗経営者との付き合いの難しさを実感するそうだ。

★新会長の取組み
今年度、品川港南商店会の会長に就任した品川駅前にてビルを経営する秋山ビル企画代表取締役の秋山正利氏は、地元活性化運動に力を入れるべくインターネットや本を使い調べたという。会長としての初仕事を成功させるべく努力を怠らない同氏が企画したのは「第1回高輪交通安全フェア品川クラシックカーレビューイン港南」。駅前に約30台のクラシックカーが集まり、大きな盛り上がりを見せ会長として見事好調なスタートを切った。

★満足度向上のため
原宿でビルを経営する安西隆雄氏は、副業としてビルの空調メンテナンス会社「SOTEC」を経営している。同社の経営方針は、仕事を取りすぎないこと。社員数が少ないということもあるが、顧客ひとりひとりに満足してもらうため受注が過多にならないように配慮しているとのこと。

★さらにもう一人
インド人を両親にもち大阪本町エリアでビルを経営するラジャン・ケマニ氏は、4カ国語に加えて流ちょうな大阪弁を話すなど個性的な人柄である。さらに驚くことには、同氏には双子の弟がいることである。顔や声もそっくりな弟は、ビルの経営者として兄を支えている。

★テナントの声を聞く
西早稲田でビルを経営する関口宏彦氏は、ビルオーナーである他にサラリーマンとして一般の企業に勤めている。テナントを待つという受身になりがちなビルオーナー業であるが、同氏はサラリーマンとして営業の経験も多いため、積極的に入居テナントに声をかけてサービスの向上に努めているそうだ。その一環として行われたのがエントランスホールでのミニアトリエ。テナントからエントランス空間が寂しいと指摘され、絵画を展示するようになったという。

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