不動産トピックス

クローズアップ

2004.03.22 15:57

東京リッツ IDハッキングを阻止するタッチゲートを販売 こじあけにも警報音で威嚇
 東京リッツ(東京都江東区)が販売する「タッチゲート・シリーズ」はドアに設置するだけで防犯効果が大幅に向上するセキュリティ製品。
 開錠に使用するIDキーにパスワードが貯蔵され、開錠部にキーをタッチ使用するたびに280兆通りの乱数表によって毎回コードが変動するため、IDコードハッキングによるキーコピーの被害がなくなる。
 またドアが閉まると自動的に施錠するため、ドアを閉め忘れて外出することもなくなる。
 タッチゲートを破損した場合、またドアの隙間から強引にこじ開けられた場合に80dbの警報音が鳴り響く機能も付く。
 IDキーを紛失した際、残っている全てのIDキーを再登録することで新しいIDキーに更新され、紛失したIDキーは二度と使用することができなくなるため、他者が使用することはなく、IDキー紛失で錠本体を取り替える必要もない。
 暗証番号の入力だけでも開錠する機能も付いており、万一IDキーを忘れたり、紛失した場合でもキーを使用せずにドアを開けることもできる。
 なお、IDキーは購入時に4つ付いてくるが、最高9つまでID登録できる。IDキーを追加したい場合は、追加分を取得し、全てのIDキーを再登録することで使用可能である。

コンビウィズ スペース少ないブースに設置可能 トイレ用超薄型ベビーチェアを発売
 ベビー用品メーカーのコンビウィズ(東京都台東区)では、子供を連れたトイレの不便を解消する超薄型ベビー専用チェア「ベビーキープ・スリムFL」を販売している。
 この製品は収納時の奥行きがわずか98㎜という超薄型設計でありながら、子供が座りやすく抜け出しにくい独自の形状を実現。コーナーにも平面にも設置可能(コーナー金具別売り税込み4200円)と、フレキシビリティ性も高いので、比較的スペースに余裕のないトイレブースにも設置可能だ。
 安全性については、子供がなめても安全な食品衛生法をクリアした素材を使用しており、砂袋の繰り返し落下試験を実施するなど、重量に対する配慮も十分なされている。
 製品の外寸は開時でW286×D280×H1150、重量は6・1kg、価格は取り付け工事費別で、税込み7万2450円となっている。
 なお、脚なしで床掃除がしやすい壁固定タイプ「スリムWA」(税込み5万7750円)や、コーナーを利用した「DX‐R1」(税込み15万8000円)もラインナップしている。

TOWA 安全なブランコ作業をサポート 昨年9月に社名変更 ブランドイメージ鮮明に
 ビル清掃用品、高所作業用製品を製造・販売するTOWA(東京都江東区)の「TOWAオリジナルパラペットクランプ」を使用することでビルの屋上に丸環など、ロープの吊元がない場合でも、安全なブランコ作業が可能になる。
 同製品の使用で、素早いロープセッティングができるため、作業効率を上げることが可能となるほか、ハンドルレバーがスライドするため、操作性にも優れている。
 製品のサイズは重量14・5㎏、全長1120㎜、全幅が250㎜、全高450㎜、最低必要なパラペットの高さは350㎜となっている。ちなみに、ブランコ作業用となっているため、ゴンドラをセットすることはできない。
 なお、同社は昨年9月1日、企業イメージと製品ブランドを鮮明に打ち出すため、藤和プロダクツより社名の変更を行った。

大久保 機密文章を出張して裁断 1BOX単位で回収実施
 大久保(東京都荒川区)の「RDVシステム」は完全な機密保持のもとに、目の前でシュレッダー処理をして、資源リサイクルを行うシステム。
 1時間最大600kgの紙を文字が読み取れないように裁断処理した上で、処理した紙の回収も行うほか、その裁断した紙は再生工場で多彩な再生商品になることから、環境問題に貢献したという「リサイクル証明書」も発行する。
 これらの作業は、「回収ボックス」に紙、メモ紙、伝票、コピー紙を投入するだけで行われるため、シュレッダー維持費や作業にかかる人件費をカットすることが可能となる。
 1ボックス単位で、少量の排出でも対応するほか、シュレッダー搭載車で回収作業を行い、手間がかからず、目の前でシュレッダー裁断処理も行うため、機密の保持を確認できる形となっている。
 また全国ネットワークで対応を行い、環境ISOの全体的な普及にもつながるシステムとなっている。

クォンツ・リサーチ DCFに基いた投資と予実と出口予測をサポート 不動産ポートフォリオポジション管理を効率化
 クォンツ・リサーチでは、不動産ポートフォリオのポジション(収益・リスク)管理を実現するシステム「QREPAS」を2月下旬から販売している。
 不動産と金融の融合が進み、これまで以上に金融ノウハウを背景とするプレイヤーの活躍が目立つ昨今において、不動産アセットを従来の金融商品と同様に見る傾向が生じている。しかしながら、収益・リスクの管理はプレイヤーの”勘”に頼る部分が多く、定量的に把握するためのツールは殆ど存在していなかった。
 このソフトはDCFによる案件評価や公表目標、内部目標を作成するなど、不動産購入の検討段階から、予算実績の対比、リスク管理、期間損益など取得後の管理まで総合的に管理する。また、出口戦略として投資効率の測定や証券化の検討、リファイナンスの分析にいたるまでをパッケージしている。
 なお、同社が販売している市場に連動したDCF鑑定が可能な「不動産評価王2」との連動も可能。価格は500万円からとなっている。

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