不動産トピックス

Close-Up セキュリティ編

2004.03.15 16:48

浜田電機 電源復旧機能を搭載 3分以内に自動復帰 遠隔地にいても電話で呼び出し
 浜田電機(東京都千代田区)が販売する「ARGUSPro」はアナログ回線やADSL/光回線を利用してインターネットでリアルタイムに遠隔監視が行えるデジタルカメラシステムである。
 カメラ映像に検知エリアを設定することで動きを検知して警報・録画・通知を自動的に行うことができる。上に、記録ディスクにはリムーバブルケースを採用することでディスク交換が簡単に行える。1台のサーバーで最大16台までのカメラを接続できるほか、停電などでシステムが正常に終了しなかった場合でも、電源復旧後自動的にシステムを復旧させ再び正常動作になるため、万が一システムエラーが発生した場合でも、3分以内に自動復帰するようになっている。
 また登録した電話番号は自動的に通知し、遠隔地にいた場合でも呼び出しを行ってくれるため、集中管理も可能になる。
 このほか、画像と共に音声も録音できるほか、モニター画面表示を4・6・8・9・12・16分割し、そして動作検知、外部センサーなどの検知録画の場合には検知時の約3秒前からの録画を行うことも可能。
 なお、これらのスイッチはすべてアイコン表示になっているため、マウスでクリックしていくだけで、様々な機能を設定することができる。

ヨネイ 人や可動資産にバッジを付け場所指定 大規模施設から小規模ビルまで対応
 ヨネイ(東京都中央区)のEBIは建物の設備制御・管理統合を行うパッケージソフトウェアである。
 入退室管理システムに使用する非接触カード表面にデジタルカメラで撮影された写真を印刷し、カード保有者のデータに写真と署名を加えて保存することで、必要に応じてEBIシステム上の操作用EBIステーションのモニター画面へ表示できる。
 また建物内の人や可動資産に対してバッジを用意して、バッジとバッジからの信号を受信するリーダとの組み合わせで、バッジのある場所の特定ができるほか、特定区域から外れた場合には、警報を発生したり、可動状況をモニタしたりするため、居住者と資産の安全管理が可能である。
 さらには、セキュリティ確保のためオペレータの情報へのアクセスに制限を加えることができ、大規模複合商業施設、産業施設、空港などから、小規模ビルまで、柔軟に対応することも可能となっている。

日立インフォメーションテクノロジー1台のシステム処理装置で最大5万人利用可 動作記録を6000件まで蓄積
 日立インフォメーションテクノロジー(東京都品川区)が、販売する「サイバーゲートビジョン」は、オフィス、金融機関、研究所などで、効果を発揮する入退室管理システムである。
 1台のシステム処理装置で、最大5万人が利用可能で、カードリーダ最大256台の大規模システムも構築可能。
 出入り口が1ヶ所の小規模システムから、分散した拠点でもネットワークを活用することにより、大規模システムにも対応できる。
 ICカードの照合判定機能、そして電気錠制御機能が備わっている上、動作記録も6000件まで蓄積できるため、システム処理装置が停止した際や、回線障害が発生した際でも入退室の管理も可能である。
 外部入出力接点を利用し、火災報知信号や警備信号などの外部システムや装置と連動させることも可能など拡張性に優れているのも特徴となっている。

アート ユーザーニーズに合わせ管理方式選択可 月額固定のシステム導入も検討中
出入管理システムの開発・販売を行うアート(東京都品川区)が11月に発売予定の顔検知アクセスコントロールは、コントローラにID照合や映像カメラ、顔検出機能、遠隔通信機能を内蔵したセキュリティシステム。
 本体には、スピーカー、液晶タッチパネル、カードリーダ機能が内臓されているため、利便性が高いのが特徴となっている。
 インターネット回線を利用することにより、遠隔管理システムを構築することができ、地域単位での遠隔管理から、大規模ビルの中央監視室での一元管理までさまざまなユーザーニーズに合わせ、管理方式の選択が可能である。
 顔の履歴を確実に残すことで出入管理を行うことにより、安全性を高めるほか、管理運用のランニングコストなど月額固定でのシステム導入や運用方式も現在検討中となっている。

日本マランツ 各カメラの切り替えを0~30秒まで設定 アラーム入力機能活用で最新の画像を11件まで記録
 日本マランツ(神奈川県相模原市)が販売する「6チャンネルスプリッター」、そして「6チャンネルスイッチャー」を使用することで、カメラ監視を6分割、4分割、短画面の切り替えで6台のカメラ監視が可能になる。
 「スプリッター」は、シーケンシャル・スイッチング機能により、各カメラごとの切り替えを0〜30秒まで設定することができ、また日付時刻表示はもちろんのこと、各カメラごとのタイトルを表示することもできる。
 アラーム入力機能を活用することで、アラームの発生した日時を最新の11件まで自動的に記憶するほか、設定した状態を保持して、誤作動を防ぐセキュリティロック機能も搭載している。
 ループスルー機能でスイッチャーを2台接続したり、またカメラと同数のモニターによる監視も行える。また、「スイッチャー」も、カメラ6台まで1台のモニターで監視でき、ビデオロス機能により、正確な画像を撮ることが可能となっている。
 両製品ともに1Uラックマウントサイズとなっており、同梱の取付金具を使用することで、ラックないにスムーズに収めて、設置することができる。

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