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3つのワークスペースを選択できるABWを館内で実現 昨年6月竣工・10月開設の「H1O赤坂」

2026.06.29 11:19

 野村不動産(東京都港区)は昨年10月、東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附」駅から徒歩3分、千代田線「赤坂」駅からは徒歩4分のみすじ通り沿いに「H1O赤坂」を開設した。
 「H1O」は、「ヒューマンファースト(人を起点としたオフィス)」というコンセプトのもと、一人ひとりの働きやすさを考え抜いた少人数向けのサービス付きオフィス。ブランド全体としての特徴は、全室個別空調とバイオフィリックデザインを導入した共用ラウンジ。一般的なサービスオフィスの場合、セントラル空調によるフロア一括制御のため、部屋ごとの空調管理が難しい。部屋が小さくなればなるほど温度課題を感じやすくなるため、人の居心地に特化した仕様を導入。室内温度の快適性を損なわない個室空間を確保した。現在は首都圏をはじめ、関西や九州(福岡)でも拠点数を増加。どの物件でも高い稼働率を実現している。
 昨年6月に竣工、10月に開設した「H1O赤坂」は、S造の地上13階建て。1~2階は多様な飲食店が並ぶフードホールとなっており、3~12階がH1Oのフロア。13階はルーフトップバーとなっている。同地が駅徒歩3分、かつみすじ通り沿いと繁華性が高く、低層部は商業が最適用途と判断。またTBSホールディングスとの取引のあるメディア、IT企業も集積。官公庁や大使館にも近いことから、外資系企業やライセンサー等のオフィス需要もあった。今回は双方の用途を組み合わせ、相互に価値を高め、利用者にとってもベネフィットのある複合施設ができると判断し開発に至った。
 特にオフィスはフロアごとに貸す仕様ではなく、小割化することで幅広いニーズへフレキシブルに対応できるH1Oに決定。区画は主に3~30名用の個室を用意。また商業は周辺商業施設との差別化を目的に、テナントにとって出店しやすく、利用者にとっては入店しやすい、フードホールでの開発とした。
 「H1O赤坂」の特徴は、4駅6路線利用可能な交通利便性と、多様な使い方ができる室内環境。利用者は1~2階のフードホールはもちろん、13階のルーフトップバーも日中は自由に利用できる。部屋、共用ラウンジ、ルーフトップバー、と働く内容や気分に合わせて、3つのワークスペースを選択できるABW(アクティビティベースドワーキング)を館内で実現した。ちなみに現状の入居企業はIT系やライセンサー系、不動産系で50%以上を占めている。また最小区画が3名用であり、スタートアップやベンチャーなどの創業間もない企業の受け入れも可能だ。順調にリーシングが進んでおり、早期に満室稼働も実現する見込みだ。
 今後同社はオフィス利用者に向けて、商業店舗利用時に特別価格でのサービスが受けられるような仕組みづくりも検討している。複合物件ならではの価値向上を図っていく。




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