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ボルテックス 「VORT 渋谷道玄坂Ⅱ(仮称)」取得 シャープなルーバーが印象的なオフィス・店舗ビル

2022.09.05 10:34

 「区分所有オフィスR」を主軸に資産形成コンサルティングを行うボルテックス(東京都千代田区)は、154棟目の「VORTR」として「VORT 渋谷道玄坂2.(仮称)」を取得した。
 同社は希少性のある都心エリアのオフィスビル・商業ビルを中心に、現在積極的に取得している。同ビルの立地エリアは、大手百貨店や高級ホテル、コンサートホール、劇場、美術館などの文化施設が集積。近年では再開発により大型オフィスビルや商業施設が次々と開業。今後も複数の大規模再開発が進められるなど、更なる発展が期待される。同物件は複数路線が利用可能な交通利便性、発展の続く渋谷に位置するなど資産価値の高いビル。これら要因を加味した結果、ビルの取得に至った。
 「VORT 渋谷道玄坂2.(仮称)」は、道玄坂に面した地上11階のオフィス・店舗ビル。2021年2月竣工で、延床面積は682・35㎡。基準階の2階~11階は54・94㎡(約16坪)。前面が印象的なルーバーに覆われたスリムな外観で、有機的な街並みに溶け込みながらも人目を引くデザイン。基準階はエレベーターから直接オフィスへ入るダイレクトインタイプで、オフィス内には男女別トイレ、給湯スペースを設けている。最寄りの京王井の頭線「神泉」駅からは徒歩4分。JRや各地下鉄が利用できる「渋谷」駅も徒歩8分と、利便性の高さが特長だ。
 渋谷エリアは、IT系の企業やスタートアップ、ベンチャー企業等が多いことでも知られる。長引くコロナ禍にあっても人流が途絶えにくい。コンパクトでミニマルなつくりの各フロアは、多様な業種のオフィスや店舗の需要に対応可能。特にスタートアップやベンチャー企業に適したサイズとも言える。既にリーシングは開始しており、同時に各フロアは「区分所有オフィス」として販売もスタート。一部空きフロアがあることから、まずは満室稼働を目指すとのこと。

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