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複合施設Utsunomiya Terrace 宇都宮駅東口地区整備事業8月26日開業

2022.09.05 10:35

 宇都宮市と企業グループが連携して推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」で、一部区画が完成。複合施設「Utsunomiya Terrace」として、先月26日に開業を迎えた。11月には隣接の「ライトキューブ宇都宮」も開業予定など、更なる発展に期待が掛かる。
 住友商事(東京都千代田区)は、宇都宮市と企業グループが連携して推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」において、複合施設「Utsunomiya Terrace(以後、ウツノミヤテラス)」の開発を担当。先月26日に開業した。
 ウツノミヤテラスは、駅東口から徒歩1分に位置する地上14階建ての複合施設。延床面積は約3万7400㎡(別棟含む)で、1~6階部分が商業施設。5~14階部分がホテルとなり、敷地内には別棟5階建て・480台収容可能な立体駐車場もある。駅からは2階部分でペデストリアンデッキと繋がっており、雨に濡れずアクセスが可能。まちびらきの第一弾となった高度専門医療施設は、昨年12月に開業済み。第二弾の分譲マンションは、今年6月下旬に入居開始。26日にはテナント・オフィス・ホテルの開業となった。
 同施設は宇都宮駅東口地区整備事業の中核を担っていることもあり、独自性とテーマ性を兼ね備えた、宇都宮・栃木の魅力を発信するテナントや一部の行政機能などを誘致した。更に施設と連続する交流広場「宮みらいライトヒル」は、1~3階の各広場と一緒に宇都宮市の風景をモチーフとしてデザイン。施設2階の「木漏れ日テラス」、3階の「涼風テラス」共に賑わいを発信していく。
 隣接する大型交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」は11月に開業予定。北関東初の会議中心型コンベンションセンターで、大・中ホールや会議室等で構成。地上4階建てで、1階は宇都宮ライトレールの「宇都宮」駅東口停留場と接続することも想定している。交流機能を強化するべく積極的に施設内にはシェアスペースを採用。隣接する建物と連携し、地域住民、出張や観光目的の来街者に新しい価値を創出する「たまり場」を提供する姿勢だ。

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