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奈良県生駒郡に物流施設を着工 クッシュマン延床3.7万㎡のマルチテナント

2022.05.23 14:00

 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(東京都千代田区)は、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型物流施設「LF奈良ANNEX」を着工した。竣工は2023年7月を予定している。
 計画地は西名阪自動車道「大和まほろばスマート」I・Cから約1・5km、同「法隆寺」I・Cから約3kmとアクセス性に優れる。周辺は奈良県最大の工業団地である昭和工業団地を中心とする産業集積エリアであり、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれる。また、計画地から30分圏内に約46万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも好立地。
 建物は地上4階建て、延床面積約3万7600㎡のマルチテナント型物流施設。倉庫フロアは柱スパン11・5m×9・5m、梁下有効高さ5・5m、床荷重1・5t/㎡を確保し、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を4基実装。さらに2基増設を可能にしたボックス型。テナント区画は最大4テナントが入居可能で、最小面積約7900㎡から1棟全体約3万7600㎡まで利用でき、効率的な荷役業務が可能で、保管機能を重視したテナントニーズに対応できる。また、アメニティとして共用部に休憩室を設けて、施設利用者に便利で快適な環境を提供する。
 環境にも配慮し、CASBEE・Aランク認証、BELS・5スター、ZEB Ready認証の取得を予定。太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を予定している。さらにBCP(事業継続計画)への対応として24時間対応の非常用発電機の設置など緊急事態への備えも予定している。

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