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シェアオフィス「&PLACE」オープン 築40年のオフィスを情報発信型オフィスに再生

2022.05.16 11:18

 LOOPLACE(東京都千代田区)は、「既存の場を、おもしろくする。」をテーマに、築40年のビルを再生させたシェオフィス「&PLACE」をオープンさせた。
 オープンしたシェアオフィスは、同社が発信する築古ビル再生のWEBメディア「&PLACE」の具現化と位置づけられている。建物の利活用とコミュニケーションを発信する場として、リアルとオウンドメディアの好循環を目指した。
 シェアオフィスとしての「&PLACE」が開設されたのは、千代田区神保町の「浦野ビル」8階。コロナ禍以降の新しい働き方を推進し、コミュニケーション活動を活発にする場となるべく、利用者に生の声、フィードバックをもらうことで、シェアオフィス運営やオフィスデザインのナレッジを蓄積し、そのナレッジをWEBでさらに発信することで、WEBとリアルをループさせる。また、人々が訪れ、交流し、「おもしろい場」をWEBとは違った切り口で発信できる場として活用。同スペースだからこそできる、オフラインイベントやセミナーを企画している。
 デザインテーマは「可変・再生・循環・体感」。「作る」だけではなく、「再生」して新たな機能や価値を生み出すLOOPLACEの在り方を、空間設計で表現した。イベントに応じて可変可能な家具レイアウトや、将来的に会議室の増設や区分が可能となるようなスペースの確保等、フレキシブルに対応する設計をすることで、さまざまな使い方を試しながら成長していく場になることを想定している。また、マテリアルやインテリアは再生系素材を中心に選定している。WEBとは異なるリアルな場づくりとして、五感に訴える空間設計にも配慮している。
 LOOPLACEは中小規模ビルの老朽化に伴うオフィス環境・建物劣化などの課題に対し「築古ビル再生」により付加価値を創造することで、社会的課題の解決へ寄与することを目指し事業を展開。築古のビルを再生してつくられたオフィスを実際に体感してみたい人に向けに、「&PLACE」の内覧会を今月24日と26日に実施する。

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