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既存の空調機に付設できる除菌装置

2022.05.16 11:16

 空間除菌(東京都千代田区)、東洋熱工業(東京都中央区)、新晃工業(大阪市北区)、広沢電機工業(東京都大田区)、NSFエンゲージメント(東京都品川区)は、大空間向け除菌システムとして空調専用噴霧ユニット「DVAC-4000」の販売を今月より開始する。
 同製品は、既存の空調設備に後から容易に設置することができる除菌システム。実用空間において一定の広さの空間に一定の粒子数のミストを一定時間維持することが可能。空間除菌が開発した専用の噴霧ユニットによって極めて微細なミストを生成する。独自の特許技術によって一般的な加湿器の1/10~1/20にあたる0・3~0・5μmの粒子径を実現、ブラウン運動によって空気中で落下しにくく拡散するため、空間で長く滞留できる。このミストを既存の空調設備を介して大空間に行き渡らせることで、空気中に浮遊する細菌やウイルスなどの除菌を行うもの。同製品1台で床面積750㎡の空間(天井高:約3・5mの場合)をカバーする。
 同製品のミストには、三慶が製造特許を有する「クロラス酸水」(亜塩素酸水)の希釈液を利用している。アルコールや次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水などに比べて水や汚れの影響を受けにくく、独自のサイクル反応によってその効果が穏やかに長続きするのに加え、手肌に優しく、金属が錆びにくく、布も変色しにくいのが特徴。

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