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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」名称は「東京ワールドゲート赤坂」に

2022.05.16 11:19

 森トラスト(東京都港区)は、NTT都市開発(東京都千代田区)と共同で進めている「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」について、正式名称を「東京ワールドゲート赤坂」、建物名称を「赤坂トラストタワー」に決定。第1期の竣工と開業は2024年8月を予定している。
 同計画は、「ニューノーマルのその先の未来において、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となること」を目指し、街区コンセプトを「Next Destination ~もう一度、街で会おう~」に決定した。
 新築されるビルは敷地面積約1万5750㎡、延床面積約22万㎡(既存建物含む)、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造地上43階、地下3階の複合ビル。地上階から低層部を店舗、中層部をオフィス、高層部をホテルとサービスアパートメントとし、低層階には歴史文化発信施設なども設ける計画だ。
 オフィスフロアでは、入居企業の内装デザインの自由度を高めた独自の内装引渡し基準「クリエイティブフロア」に加え、企業のコミュニケーションを活性化するための専用部内屋外テラスや内部階段設置対応、企業ブランディングを支援する共用部の独自デザイン対応、多様な用途に対応可能なハイスペック特殊階を整備予定。
 また、赤坂エリアには江戸文化を今に伝える名所が点在し、個性豊かな街並みを形成している。同計画では、国際基準のホテルや大規模緑地、歴史文化発信施設を整備することで、新たな観光拠点の構築を目指す。
 名称とともに策定されたロゴは東京ワールドゲートブランドの象徴である「世界に向けた門」をイメージしたデザインを踏襲しつつ、「赤坂」という地名の由来とされる「茜坂」から、文字色には茜色を採用。「土地の歴史を受け継ぎながら、グローバルビジネスを加速させる拠点として発展させていきたい」という想いを表現している。

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