週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「(仮称)MFLP座間」の開発が決定

2021.10.04 11:45

 三井不動産(東京都中央区)と芝浦機械(東京都千代田区)は9月29日、神奈川県座間市の芝浦機械相模工場の一部敷地において、三井不動産が大型物流施設「(仮称)MFLP座間」を建設する共同開発事業の推進を決定した。着工は2022年5月、竣工は2023年9月を予定している。
 同事業は東京と神奈川・静岡東部を結ぶ大動脈である国道246号に面する6万2810㎡の敷地に、ダブルランプウェイを備える地上4階、延床面積約13万㎡のマルチテナント型物流施設を建設するもの。
 新たな施設は最寄りの東名高速道路「綾瀬」スマートICから約4・5km。「横浜町田」ICや圏央道「厚木」IC、国道16号へのアクセスも良いことから、首都圏一帯を様々な道路網でカバーできるだけでなく全国各方面への輸送が可能となる。また、JR線直通の相鉄線「さがみ野」駅から徒歩10分。通勤利便性に優れ周辺人口も多いことから、雇用確保の面でも有利な立地となっている。
 ZEB認証の取得も予定しており、屋上に設置する太陽光パネルによる再エネ電力供給や屋内照明のLED化により省エネを推進する。また、自然災害時に備えた非常用発電設備や備蓄品の確保、敷地内緑地における歩行者空間の提供なども実施。環境に配慮したサステナブルな物流施設を目指す。

PAGE TOPへ