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リストアセットマネジメント 横浜市内のビル2棟を取得 私募リートのポートフォリオに組み入れ運用資産は150億円に

2021.10.04 11:43

 リストアセットマネジメント(横浜市中区、LAM)が設立したSPC(特別目的会社)が、横浜市内にある「横浜尾上町ビルディング」と、「プラスタリアビル」を取得。LAMはアセットマネジメント業務を受託した。
 関内にある事務所・店舗ビル「横浜尾上町ビルディング」と新横浜にある事務所・店舗ビル「プラスタリアビル」を取得し、LAMはアセットマネジメント業務を受託した。
 横浜市中区の「横浜尾上町ビルディング」は、延床面積7742㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付11階の事務所・店舗ビル。JR「関内」駅徒歩2分、横浜市営ブルーライン「関内」駅に直結しており、大通りに面した角地であることから視認性が高い点や、フロアによって柔軟な区画割を行なっているため大小様々なテナントニーズに応えられる点が特徴。所在する関内エリアは都市再生緊急整備地域に指定されており、旧横浜市庁舎跡地の開発や、「横浜文化体育館」の再整備、「横浜スタジアム」の増築、関東学院大学キャンパスの新設など、周辺施設も併せ複数の大規模な再開発事業が進行中で、今後更なる経済活動の活性化が期待されるエリアだ。
 「プラスタリアビル」は横浜市港北区に立地する、延床面積6204㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階付9階の事務所・店舗ビル。今年3月にリストグループ内のリストデベロップメント(横浜市中区)が取得しており、今回は同社からSPCへの譲渡。最寄りの「新横浜」駅は新幹線と横浜市営地下鉄線が通り、2022年度には相鉄・東急直通線が開通する予定。大きな成長性を秘めたエリアだ。
 両ビルは先月30日から、LAMが組成する私募リートを組成するポートフォリオに加わった。これにより、AUM(運用資産)は150億円に到達したという。




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