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日鉄興和不動産の中規模オフィスビル6棟目「(仮称)BIZCORE 東神田計画」着工

2021.07.12 10:52

 日鉄興和不動産(東京都港区)が展開する中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE(ビズコア)」シリーズ6棟目となる「(仮称)BIZCORE 東神田計画」が着工した。竣工は2022年11月を予定している。
 同ビルは敷地面積352㎡、延床面積2777㎡、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造、地上11階。都営新宿線「岩本町」駅から徒歩5分に位置する。外観デザインは壁面をガラスカーテンウォールで構成し、同シリーズの特徴である一つ一つの企業の城が積み上がる「積層感」をイメージした。
 各階貸室は開放的な無柱空間を実現。1階には喫煙室、屋上には屋上庭園を設け、入居者の快適性を追求したリフレッシュスペースを備える。BIZCOREシリーズに設けられている屋上庭園では、夏場の日差しを遮る効果を期待した電動オーニングの設置、インターネット等の利用を想定した共有Wi-Fiの導入を予定。また、1階エントランスホールから貸室に至る動線に多層のセキュリティラインを設けて関係者以外の侵入を防ぎ、防犯対策と入居者の情報漏洩対策をアシストする。
 BCP対策としては非常時に貸室にも電力供給が可能となる非常用発電機を備える。また、ビル内には在館人数の3日分の水・食料・簡易トイレ等の備品を完備した入居者専用の災害用備蓄品倉庫を設ける。
 また新たな取り組みとして、「接触」、「三密対策」、「空気環境」の3要素に着目し、感染症対策を検討中。「接触」の対策としてはエレベーターに非接触ボタンを搭載し、タッチレスでエレベーターの呼び出し、行き先階登録が可能となる予定。また、「三密対策」については、換気機能を重視し、ガラスカーテンウォール面に手動で開閉できる自然給気スリットの設置、「空気環境」については、各階の事務室内に空調機と連動する空気清浄機の設置を予定している。
 またSDGsへの取り組みとして、同ビルの駐車場の一部に電気自動車用の充電設備の設置を予定。環境面にも配慮したビルを目指す。

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