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ヴィス ラフールと提携し「ココエル」提供開始 オフィスワーカーのメンタル等改善に

2021.04.12 10:57

 デザイナーズオフィス事業を手掛けるヴィス(大阪市北区)は今月7日よりオフィスワーカー向けのメンタル・エンゲージメント改善サーベイツール「ココエル」の提供を開始した。
 同社は、「個人が変われば、組織が変わる」組織診断ツール「ラフールサーベイ」を提供するラフール(東京都中央区)と事業領域の拡大・拡充、新たなビジネスの構築を目的に提携。「ラフールサーベイ」のプラットフォームをベースにして、今回の「ココエル」が開発された。
 昨年から続いている新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで、ストレスや不安・不調など精神面での影響が大きく出ている。テレワークが増えるなど働き方の変化も拡大、企業で働く従業員のコミュニケーション不足やエンゲージメント低下などの課題も出ている。ヴィスでは企業理念である「はたらく人々を幸せに。」を実現するためにデザイナーズオフィスの提供のみならず組織内における人間関係やストレスが引き起こす課題へのアプローチも検討を進めていた。
 「ココエル」は「ひとりひとりの心にエールをおくる」から命名された。従来のストレスチェックに職場環境を適切に把握できる把握できる設問を加えて、合計141項目で状態把握・要因分析を行い、対策リコメンドをワンストップで導き出す。テレワークで目が届きにくい従業員のメンタル不調予防対策や、エンゲージメント(愛着や思い入れ)を高める一助としても寄与していく。
 ヴィスではこれまでのデザイナーズオフィス事業に加えて、今年1月には新築デザイナーズオフィスビル「The Place」を大阪・心斎橋にオープン。利用する人たちに焦点を当てたオフィスづくりとして注目を集めてきた。今回の「ココエル」もそのようなオフィスづくりに生かしていく。

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