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日鉄興和不動産 学生マンション事業に参入

2021.04.12 11:15

 日鉄興和不動産(東京都港区)は6日、新規事業として学生マンション事業に取り組むと発表した。ブランド名「LIVIO SAISON(リビオセゾン)」シリーズの展開を開始し、第1弾「リビオセゾン亀有」と、第2弾「リビオセゾン笹塚」の2物件を2022年春に竣工する予定だ。
 ブランド名の「リビオセゾン」とは、「Living Oasis=オアシスに暮らす」に由来する既存のブランド名称「Livio(リビオ)」と、フランス語で「四季」を意味する「Saison(セゾン)」を組み合わせたもの。「2~4年の限られた学生時代を、四季の彩りを持って暮らして欲しい」という想いを込めた。
 また、キャンパスライフをより充実させるために「Spot(キャンパスとちょうど良い距離感)」、「Sense(住むことが自慢になるデザイン)」、「Scene(大切な友人との交流)」、「Security(安心と安全)」の4つのSからなるブランドコンセプトを策定。ひとりひとりが自分らしく、輝いて暮らせる環境づくりを行う。
 「リビオセゾン亀有」はJR「亀有」駅から徒歩11分。全98戸で想定賃料は7万4500~8万4000円。「リビオセゾン笹塚」は「笹塚」、「代田橋」両駅から徒歩11分。全80戸で賃料は8万5500~9万2500円を想定。いずれも運営管理は東急不動産グループの学生情報センター(京都市下京区)が請け負う。
 日鉄興和不動産は2017年にシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFELAB(プラスワンライフラボ)」を立ち上げ、ミレニアル世代を対象としたさまざまな調査・研究を実施してきた。今回、学生マンション事業への新規参入に当たり同ラボとの連携を強化。ミレニアル世代以降の学生の価値観を調査するワークショップを開催し、現役学生のリアルな声を反映させている。今後の学生マンション計画においても、変化し続けるリアルな学生たちの声を反映させていく。

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