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「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区」概要固まる マスターアーキテクトに建築家の内藤廣氏を選定

2021.09.21 15:50

 北海道旅客鉄道(札幌市中央区、JR北海道)は「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発」の「マスターアーキテクト」に、建築家の内藤廣氏(内藤廣建築設計事務所)を選定した。
 マスターアーキテクトは、デザインやガイドラインなど街づくりのルールを設定し、敷地全体のデザインを規定、調整する役割を担う。同計画では「札幌」駅に隣接する北5西1・西2地区に、2019年10月に札幌市が公表した「札幌駅交流拠点北5西1・西2地区再開発基本構想」に掲げる、「世界へつながる『さっぽろ』の新たな顔づくり」の実現に向け検討を進めている。
 まとめられた計画では延床面積約39万5000㎡、地上46階地下4階、商業、業務、宿泊、バスターミナル、駐車場、DHC・CGS(地域冷暖房発生・供給設備)を用途とする。開業は2029年秋を予定している。マスターアーキテクトに選定された内藤氏は建物の設計業務を担う日本設計(東京都新宿区)と、施設全体のデザイン監修を担当する。
 今後、施設の各箇所のデザイン体制を構築し、マスターアーキテクト、デザイナー、建築設計者の協業により、建物デザインを具体化していく予定。北海道の玄関口にふさわしい新たなシンボル空間や、周辺との一体感が感じられる景観形成に向け、新たな札幌の顔づくりに取り組んでいく。

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