週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ニューノーマル時代のビル活用策を提案 リノベる主導のオーナー向けマッチングプロジェクトを始動

2020.09.07 14:55

 なかなか感染の収束が見えない現状の中、「リノベる(東京都渋谷区)」が動き出した。住宅3000戸以上、商業施設やオフィス等で約1300件のリノベーション実績を持つ同社は、コロナ後のニューノーマル時代を予見。一棟/区分ビルオーナー向けに「リノベーション会社マッチングプロジェクト」を始動した。これにより稼働の低下したビルや施設のオーナーと、リノベーション会社・不動産会社とのマッチングを推進。リノベーションやコンバージョンによる有効な活用策を提案する。その新たな動きの背景と、ビルオーナーにとっての期待度を探った。

 今年4月の緊急事態宣言によって、ワークスタイルやライフスタイルは大きく変化した。テレワークの浸透やサードプレイスの活用等が進み、個人やテナントがビルや施設に対して求めるニーズも激変しつつある。この変化は一時的なものではなく、今後のビル経営や建物の所有価値を左右する転換点ともいえるだろう。
 同社はこれまでも、リノベーションによって既存ストック(ビル・施設・オフィス・店舗等)の収益化を図る都市創造事業を展開してきた。2019年11月にはNTT都市開発(東京都千代田区)と業務資本提携。それを契機に同事業をさらに拡大しているが、コロナ禍にあって様々な課題に直面しているオーナーから「今後に向けて、どうすればいいのかわからない」という不安の声が上がり始めたという。同社のPR担当でピープル&カルチャー本部/ブランド戦略部部長の木内玲奈氏は、「これまで正攻法だった不動産の活用方法が通用しない場面が増えていくのではないか。同じような危惧を抱くオーナー様が多くいらっしゃるのではないかと強く感じています」と語る。
 危惧を抱くオーナーの声に少しでも早く応えたいという意識から、まずはリノベーション会社2社(リビタ/東京都目黒区、リノべる)およびこれをサポートする不動産会社1社(NTT都市開発)とのマッチングからスタート。趣旨に賛同する各社とも連携を強化し、サポートできるキャパシティを早期に拡大していく戦略だ。
 また、これまでの成功事例がわかる「リノベーションやコンバージョンで実現!不動産活用事例満載オンラインセミナー」も開催。第1回のオンラインセミナーは8月26日に行われたが、参加者は紹介された事例が斬新な用途変更と収益性を両立させていることに気づいたはずだ。単なるデザインの変更にとどまらず、「まちの新しい価値になる。」ことで賑わいを創出するその手法に期待感が膨らむ。
 次回のオンラインセミナーは、9月9日(15:00~15:45)に開催予定。オンラインセミナーへの参加(事前申込制)、および今回のマッチングプロジェクト(第1回締切/9月13日)への問合せ・申込みは同社コーポレートサイトから可能だ。


全て見る


PAGE TOPへ