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店舗入れ替え機関の「すき間」を活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」始動

2020.08.24 17:38

 三菱地所(東京都千代田区)は、「有楽町エリア再構築」に向けた先導プロジェクトである有楽町「Micro STARs Dev(マイクロ スターズ ディベロップメント)」の一環として、8月21日よりアーティスト・藤元明氏のディレクションのもとアートプロジェクト「ソノ アイダ#有楽町」を開始した。
 「ソノ アイダ#有楽町」は、アーティストの藤元明氏を中心に建築家・永山祐子氏が加わり、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリア特有の都市空間と時間・価値観のすき間活用に、様々なアーティストが取り組む長期的な試み。その第一弾となる今回の企画では、1966年竣工の「国際ビルヂング」の一角を活用。店舗入れ替え期間の「その間」を、2つの展覧会に変えていく。
 前半(8月21日~9月6日)は、藤元氏が手掛けるアートプロジェクト「2021」と、ファッションブランド「ANREALAGE」とのコラボレーション・ポップアップ展示を開催。後半(9月10日~10月4日)は、アートの廃材を回収・販売するアートプロジェクト「副産物産店」の期間限定「有楽町支店」が登場する。
 三菱地所は2020年以降の大手町・丸の内・有楽町におけるまちづくりの指針を示す「丸の内 NEXT ステージ」において、有楽町再構築の大きな柱の一つとして文化・芸術を掲げている。その一環として、これまでに交流と発信の場「有楽町『micro FOOD&IDEA market』」、個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」の開設、現代アートギャラリー「CADAN 有楽町」のオープン、写真・映像表現のアートコレクティブ・東京フォトグラフィックリサーチによる「有楽町アートサイトプロジェクト」の実施など、様々な取り組みを支援・促進してきた。今後もアート活動の発信の場として有効活用することで、有楽町のより良い再構築を目指していく考えだ。

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