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TIS 施設管理ロボット導入に向けたコンサルティングサービス開始

2020.01.14 11:51

 TISインテックグループのTIS(東京都新宿区)は、施設管理などを目的としたサービスロボット(人が行う業務を代行・分担するロボット)の導入を支援する「ロボット導入コンサルティングサービス」を開始した。サービスロボットとIoTやAI技術を組み合わせ、サービスロボットが人の業務を代行・分担する環境や仕組みを構築するための企画・検証から、導入・運用までをワンストップで支援する。
 少子高齢化による労働者不足問題を背景に、人が担ってきた業務をサービスロボットに置き換える試みが注目されている。サービスロボットが様々な施設で人と共存する環境を作るには、ソフトウェアやネットワークなどのIT技術が必要不可欠だ。また、動くIoTデバイスとなるロボットのリスク管理や、安全性を考慮したシナリオ設計も欠かせない。ハードウエアの機能や性能の要件定義も必要で、ロボット導入に求められる要素は多様化、複雑化している。こうした背景から、TISではロボットの専門技術に加えて、システム開発のノウハウを生かした「ロボット導入コンサルティングサービス」の提供を開始した。
 同サービスでは、顧客の多種多様な課題を解決するために、特定の製品やソリューションに依存しない中立的な立場を守る。同社が培ってきたシステム導入のための要件定義や、システム設計などのシステムインテグレータとしての実績・ノウハウを活用。ロボットシステム開発の知見を生かしながら、運搬、清掃、案内、警備などの業務を担う自動走行のサービスロボットの運用を実現する。
 同社では、ロボットやIoTデバイスの統合管理と、企業システムの連携を実現するプラットフォームとして「RoboticBase」を開発。「RoboticBase」は、サービスロボットを管理する機能(稼働監視、タスク管理、ロボット制御、リスク管理、資産管理、オープンデータ連携、データ分析、レコメンド、決済連携など)を持ち、これを利用することで高品質なスピード開発が実現できる。
 サービスロボット導入を検討する企業がサービスを活用することで、機種の選定やコスト検討といった計画フェーズから、実際に導入するまでの一連の流れをスムーズに進行することが可能となる。

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