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森トラスト 経産省主宰の「ロボット実装モデル構築推進TF」に参画

2019.11.18 16:21

人手不足解消と新社会構築目指す
 森トラスト(東京都港区)が、「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)」に参画する。
 同タスクフォースは経済産業省および新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が今年10月に設置したもの。ロボットユーザー企業やシステムインテグレーターなど各業界でロボット導入を牽引している企業や教育機関、官公庁が共同し、一層の深刻化が懸念される人手不足などの社会課題の解決に向けてロボットの社会実装を目指している。
 森トラストグループはオフィス・ホテル事業において、コーポレートスローガン「Create the Future」のもと、先進的なテクノロジーの活用を積極的に推進。今後これらの事業を通し、ロボットフレンドリーな次世代型の環境・サービスの提案を行うことで、ライフスタイル、ひいては社会の変革を推進していきたい考えだ。これまでも社内外における実証事業やスタートアップ企業への出資を通してロボット実装に向けた検討を進めてきており、社外における実証事業については、経産省が主催する「ロボット導入実証事業」(2015年度・2017年度)に参画。複数の機能が搭載されたロボットの導入可能性を自社運営施設において検証するとともに、ロボット導入における課題である上下階の移動の手法について、それぞれ課題抽出・提言を行った。
 社内においては、ロボットの将来的な実装に向けた様々な実証実験を継続。現在も米国Savioke社が開発した自律走行型搬送ロボットを活用したデリバリーサービスを自社運営施設で提供している。また、同社が推進する「新イノベーション投資戦略」で掲げるCVC活動の一貫として、2018年に同Savioke社へ、2019年にはサービス業界向けに協働ロボットを手がけるQBIT Robotics(東京都千代田区)へ出資し、ロボット関連事業における協業の可能性も含めて検討を進めている。

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