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三井不動産 商業施設「COREDO室町テラス」開業

2019.09.30 18:09

社会人を対象に起業家育成コミュニティ立ち上げ
 三井不動産の躍進は続く。商業施設「COREDO室町テラス」がオープンし、起業家育成コミュニティ「Swing-By」の立ち上げも発表した。

 三井不動産(東京都中央区)は27日、日本橋室町に商業施設「COREDO室町テラス」をオープンした。
 同社が手掛ける日本橋再生計画第2ステージの旗艦プロジェクト「日本橋室町三井タワー」(3月28日竣工)の地下1階から地上2階の3フロアに、日本初出店の2店舗を含む国内外一流の「食」やこだわりの「モノ」を提供する31店舗が揃う。注目は台湾発のカルチャー体験型店舗「誠品生活日本橋」。書籍ゾーン、文具ゾーン、セレクト物販・ワークショップゾーン、レストラン・食物販ゾーンで構成され、誠品の選書による書籍のほか、約100ブランドが集まり、このうち約半数は台湾発ブランド。オープンに先立つ内覧会では、同社商業施設本部アーバン事業部長・牛河孝之氏が開発コンセプトと概要を説明。「『価値ある時間を、過ごす場所』がコンセプト。コミュニティの拠点を整備するに当たり考えた要素は、人が集い交流するための『場』をつくる。常に新しい人々を惹きつけて場の多様性を維持する、多様な人々の交流を促す機会をつくることです。このCOREDO室町テラスの開業により、日本橋という街が更に賑わいにあふれる街になることを願っています」と述べた。更に、同社日本橋街づくり推進部・坂本彩氏が同社の日本橋再生計画第3ステージについて「重点ポイントは豊かな水辺の再生・新しい産業の創造・国際イベントの開催です。川沿いエリアの開発の具体化、ライフサイエンスビジネスの活性化を行ってきましたが、今後は宇宙・食・モビリティの3領域を追加します」等、今後の日本橋の街づくりについて解説した。
 また三井不動産とプロトスター(東京都中央区)は25日、日本橋を中心とする東京の東側エリアにてベンチャー企業の支援及び、大企業を交えたオープンイノベーションを促進させる「"E.A.S.T."(イースト)構想」の新たなプロジェクトとして、企業に所属している社会人を対象とした起業家育成コミュニティ「Swing―By(スイングバイ)」の立ち上げを発表した。
 「Swing―By」は、起業家としてチャレンジする知識・考え方を身に付けることができるコミュニティプログラム。事業アイデアを考え、仲間を集め、サイドプロジェクトからチャレンジし、軌道に乗った際は起業もしくは事業化するまでの支援を行う1年間のプログラム「Moonshot Program」と、既に持っている能力を生かし起業家の仲間となるCxO(「Chief x Officer」を意味し、CEOやCFOを含む企業における業務や機能の責任者の総称)を育成する「AWAKE Program」の2つのプログラムで構成する。コミュニティへの参加条件は、社会人経験を持つ25歳以上の個人。現在はコミュニティ参加者を受け付けており、12月上旬から開始する予定だ。
 25日には日本橋にあるコワーキングスペース「31VENTURES Clipニホンバシ」にて、記者会見を開催。三井不動産・ベンチャー共創事業部の光村圭一郎氏と塩畑友悠氏が、これまで取り組んできた成果と今後の課題・方針について語った。
 塩畑氏は「スタートアップにおける日本橋拠点開設の旺盛な需要に対し、供給すべき絶対数やラインアップが現状不足しています。今後更にスタートアップの集積を加速させるため、絶対量の拡充とラインアップの拡大。また他社事業者とも連携したスタートアップ向けオフィスの情報提供に取り組んでゆきたい」と述べ、同事業部・統括の光村氏は「三井不動産とプロトスターは今後、起業家や投資家を集めたイベントの開催などを行い、今回の起業家育成コミュニティ「Swing―By」の組成やChallenger Firstの文化醸成によって、社会人経験を持つ大人起業家がチャレンジしやすい環境を整えることで、日本橋エリアを中心に起業家が継続的に生まれることを促進し、新産業創造につなげていきます」と力強く語った。


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