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広島県竹原市の古民家を改装したハイエンドホテル「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」

2019.07.22 12:05

空き家問題解消や地域活性化など担い8月1日オープン
 Ripple(広島県竹原市)と、バリューマネジメント(大阪市北区、VM)は、江戸時代に塩づくりや酒造業などで栄えた広島県竹原市の町並み保存地区に、築約100年以上の古民家3棟を高級ホテルに改修した「NIPPONIA HOTEL 竹原製塩町」を8月1日オープンする。NIPPONIAブランドは、これまで兵庫県の丹波篠山市を起点に全国9地域に展開。2020年までに15地域への展開を予定している。
 その展開の一つを担う同ホテルは、少子化が進み空き家増加の課題を持つ竹原市の町並み保存継承と地域経済活性化を目的に、同市との間で2017年6月に締結された「歴史的資源を活用した地域活性化のための取り組みに関する連携協定」のもと、RippleがJR西日本やVMと連携を図りながら開発してきた。今後、同ホテルを拠点として竹原・大崎上島エリアの魅力を開発・発信し、交流人口の増加、地域経済の活性化を?的とした「観光を通じたまちづくり」を実践する予定だ。
フロントとレストランのあるHOTEI棟、客室6室のMOSO棟、客室4室のKIKKO棟の3棟からなる同ホテルの定員は10室計36名。1泊2食付きで1部屋6万円からとなる。官民一体となって、世界的にも評価の高い日本のもてなしと、地元の名産品を活かした食の魅力で、国内外から幅広い顧客を迎えることになるだろう。

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