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東京急行電鉄 ダイバーシティマネジメント宣言

2017.09.18 11:54

多様性重視し企業の競争力強化
 東京急行電鉄(東京都渋谷区)は12日、従業員の多様性を生かす組織づくりの推進による企業の競争力強化を目指し、「東急電鉄(連結)ダイバーシティマネジメント宣言」を制定した。
 東急グループにおいても、グローバル化や人口減少といった事業環境の変化、空港運営事業や海外での都市開発事業などの事業拡大に伴い、ダイバーシティ推進の重要性はますます高まっている。同社では中期3カ年経営計画の重点施策として「ライフスタイル&ワークスタイル・イノベーションの推進」を掲げ、従業員が生き生きと輝ける環境づくりに取り組んでおり、「制度」・「風土」・「マインド」の観点から女性活躍推進を含むダイバーシティマネジメントを推進してきた。今回の「東急電鉄(連結)ダイバーシティマネジメント宣言」を通じ、ダイバーシティマネジメントの推進を持続的成長のための経営戦略の一環と位置付け、全従業員に浸透させることで、多様性を大切にし、違いを生かして新しい価値を生み出せる企業体を目指す。
 また、同社ではこの宣言に合わせ、LGBTへの理解促進と当該者が働きやすい環境づくりに向け、就業規則にて差別禁止を明文化し、結婚をはじめとする家族に関わる休暇の条件の見直しも実施。役員及び全管理職を対象に、ダイバーシティへの意識改革を目的とした管理職マネジメントセミナーを開催し、ダイバーシティや働き方改革を含めた社内改革や成果についての他社事例について研究している。

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