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森トラスト 国家戦略特区特定事業 街区名商「東京ワールドゲート」に決定

2016.11.07 11:58

 森トラスト(東京都港区)は東京都港区虎ノ門で進めている(計画名称)「虎ノ門トラストシティ ワールドゲート」について今月1日に地鎮祭を執り行った。また、同街区の正式名称を「東京ワールドゲート」、建物名称を「虎ノ門トラストタワー」に決定した。  地鎮祭の鍬入之儀では森トラスト代表取締役会長の森章氏と代表取締役社長の伊達美和子氏。清水建設(東京都中央区)代表取締役会長の宮本洋一氏と安井建築設計事務所(大阪市中央区)代表取締役社長の佐野吉彦氏が行った。  同計画の位置する虎ノ門エリアは首都圏機能に隣接した各国大使館が集中する緑豊かな街区として外資系企業や国際級ホテル、多彩な文化・芸術・商業施設が集積し、多くの外国人居住者が集う国際職豊かなエリア。国家戦略特区において「国際ビジネス拠点」の大型開発が進む東京の新たなシンボルエリアとして発展する。  そうした中での「東京ワールドゲート」のコンセプトは「日本のエッセンスを世界に 世界のエッセンスを日本に」としている。森トラストグループは「都市を託される責任」を企業理念として掲げおり、首都機能に隣接した多くの外国人が集積するというエリア特性を最大限に生かし東京を日本の国際都市としての地位を高めるために「イノベーションを支えるビジネス・交流環境の整備」、「グローバルプレーヤーやイノベーターを呼び込む、一流の滞在拠点の構築」、「ジャパンブランドを世界へ発信する拠点の創出」という3つを開発の軸としている。  「東京ワールドゲート」の敷地面積は1万6210・61㎡。「虎ノ門トラストタワー」の延床面積は19万5190・69㎡。地上38階地下3階。用途としては事務所、ホテル、生活支援施設、店舗、共同住宅などとなっている。  森トラストの伊達社長は「『クールジャパン』を活用した産業育成や海外展開のための施設を取り入れ世界と東京、世界と日本を繋ぐゲート機能を『東京ワールドゲート』で担い、地域資源を還元していきたいと思います。本プロジェクトによって虎ノ門の街や東京の活性化に貢献できればと考えます」と意気込みを語った。

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