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JLL 第3四半期の世界商業用不動産投資額速報値を発表

2016.10.24 13:59

日本の投資額は前年比13%減
 総合不動産サービス大手のJLL(米国シカゴ、日本本社・東京都港区)は18日、投資分析レポートを発表。それによると今年第3四半期の世界の商業用不動産投資額は速報ベースで前年同期比5%減の1630億ドル、今年1~9月の投資額は前年同期比8%減の4540億ドルとなった。一方、日本の第3四半期の投資額は前年同期比13%減の78億ドル(円建てでは前年同期比19%減の8870億円)。また、今年1~9月までの投資額は前年同期比12%減の249億ドル(円建てでは前年同期比18%減の2兆7900億円)となった。同社は今年の世界の商業用不動産投資額の見通しを6100億~6300億ドルとしている。
 リサーチ事業部長の赤城威志氏は「投資市場においては、物流施設・ホテル等、オフィス以外のアセットクラスが台頭してきており、市場全体の多様性が広がっています。しかし、投資需要自体は引き続き極めて高い状態にあるものの、物件の市場供給が限定的な状況が続いています。2016年も最終第4四半期を残すのみとなりましたが、JLLでは通年での不動産投資額は昨年比10―15%減の3・5―3・7兆円程度となるものと予測しています」と述べている。

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