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森トラスト 奈良中心部に最高級マリオット「JWマリオット」を誘致

2016.03.07 13:02

 森トラスト(東京都港区)は3日、奈良県奈良市で進められている「大宮通り新ホテル・交流拠点事業(旧称:県営プール跡地活用プロジェクト)」のホテル事業計画について、マリオット・インターナショナル(本社・米国)の日本初進出となる最高級ホテルブランド「JWマリオット」を誘致。平成32年(2020年)春の開業を目指すと発表した。これに合わせ、同社はホテルブランド発表会を品川区北品川の「東京マリオットホテル」ザ・ゴテンヤマボールルームにて開催した。
 「大宮通り新ホテル・交流拠点事業」は、東大寺や唐招提寺、法隆寺などの日本を代表する名所が点在する奈良県北部の中心に位置している。奈良県及び近府県を含めた観光拠点として、国際級ホテルを核に、コンベンション施設・屋外多目的広場・駐車場・バスターミナル・NHK奈良放送会館(予定)等を複合した大規模再開発事業である。その中で森トラストはホテル部分の用地取得・開発を担う事業者として、平成26年12月に優先交渉権を取得している。
 「JWマリオット」は、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランドで、世界の主要都市やリゾート地で展開されている。施設は洗練され、自信にあふれる利用客に対し、上質かつリラックスした雰囲気の中、穏やかな時間を提供する。加えて、その地の良さや文化を反映した上質な経験ができるよう、さりげなく計算されたサービスで、利用客は滞在中にすべきことに集中できる環境が整えられている。
 発表会には森トラスト代表取締役社長の森章氏、奈良県の荒井正吾知事、マリオット・インターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者のアーン・M・ソレンソン氏が出席。森氏は「世界遺産をはじめ、日本文化を知るうえで重要な国宝文化財が豊かな奈良の魅力を広く世界に知って頂くとともに、『JWマリオットホテル奈良』が、『国際観光都市・奈良』への飛躍に向けた拠点として、世界中の旅行者や地域から愛され、ともに発展していくことを期待しています」とコメントしている。

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