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<セミナー情報>日本建築士会連合会 設計・施行技術者のためのセミナー

2014.11.10 12:04

 日本建築士会連合会(東京都港区)の建築施工系技術者育成部会は12月3日、設計・施工技術者のための品質管理セミナー「三大瑕疵削減につなげる品質管理の基本-設計・施工計画・施工管理の各ステップにおける必要な配慮とは-」を開催する。
 建築工事では、施工後の躯体のひび割れや爆裂、タイルのはく落や漏水が、クレーム全体の7割を占めるといわれている。これらは、建築工事の設計・施工計画・施工管理の各段階で配慮することにより削減することが可能と考えられる。日本建築士会連合会では人材育成を再考する観点から「建築施工系技術者育成部会」を設置し、実際に企業や団体で行われている人材育成の事例や手法を収集し、効果的な方法について検討をすすめてきたが、今回のセミナーでは、マンション大規模修繕工事に携わり、修繕設計・施工・維持管理に関わる実務の専門家集団であるNPO法人リニューアル技術開発協会(東京都中央区)から講師を招き、建築工事における品質管理のポイントを再認識するとともに、参加者によるワークショップを通じて自社にはないノウハウを共有し、それぞれの現場で活用できるようなプログラム構成となっている。
 セミナーではリニューアル技術開発協会の望月重美会長が登壇。マンション大規模修繕工事の不具合事例の紹介や、三大瑕疵削減の対応策について解説する。会場は港区芝の「東京機械製作所本社ビル」6階会議室で、参加費は建築士会会員が1000円、一般が3000円となっている。

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