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中小企業基盤整備機構/三菱地所 「東京」駅前で新たなビジネスの創発を支援 交流・活動の拠点がオープン

2014.11.10 12:06

 中小企業基盤整備機構(東京都港区)と三菱地所(東京都千代田区)は、全国各地の中小企業・小規模事業者のネットワークと大手町・丸の内・有楽町の企業コミュニティを連携させ、「東京」駅前において新たなビジネス創発支援の場となる交流・活動拠点「TIP*S/3×3Labo」(てぃっぷす/さんさんらぼ)を、先月30日に共同で開設した。中小企業基盤整備機構が「TIP*S」を、三菱地所が「3×3Labo」をそれぞれ運営し、三菱地所は「3×3Labo」の運営を同地区の持続可能なまちづくりを推進するエコッツェリア協会に委託する。
 「TIP*S」は、起業を目指す人や新事業に挑戦したい小規模事業者、とりわけ活躍の場を求める女性などが、ビジネスヒントを習得できる学びの場である。中小企業支援に関して幅広いノウハウをもつ中小企業基盤整備機構がワークショップなどの参加型プログラムを通じて、事業アイディアの具体化のサポートを行う。
 一方、「3×3Labo」はCSV(「Creating Shared Value=共通価値の創造」という新しいビジネス価値観)ビジネス創発拠点として設立された登録制のオープンスペースである。会社でも自宅でもない第三の場所「サードプレイス」の機能を持ち、延べ1万人が通う市民大学「丸の内朝大学」などのコミュニティと丸の内の大手企業をつなげる交流・活動拠点を目指す。
 同施設は今年1月より約8カ月間、千代田区丸の内の「富士ビル」での運営を経て、千代田区大手町の「日本ビル」に場所を移し中小企業との新たな連携を開始する。

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