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京王重機整備 「笹塚」駅南口の再開発複合ビルが来春開業

2014.11.10 12:08

 京王グループの京王重機整備(東京都渋谷区)は京王線「笹塚」駅南口隣接地において、旧「京王重機ビル」の再開発事業を推進しており、来春に複合ビル「メルクマール京王笹塚」として開業すると発表した。
 同施設は商業施設やオフィス、住居などを備えた地上21階地下2階建ての複合ビルで、敷地内には地域交流の場として活用できる広場を設けるとともに、施設の内外に歩行者ネットワークを整備して地域と駅を接続。また、屋上やテラスの緑化などの実施により、笹塚のシンボルである玉川上水から敷地内へと続く緑のネットワークを創出する。施設内は1階から3階に商業施設「フレンテ笹塚」がオープン。駅前に更なる賑わいをもたらすとともに、4階には地域貢献施設として渋谷区の施設を設け、地域の利便性向上が図られる。また、5階から8階のオフィスフロアは優れたBCP機能と制震性能を兼ね備え、企業の本社機能を中心にテナント誘致が行われている。10階から21階は全236戸の賃貸住宅となっており、1日に入居者の募集が開始された。
 この再開発事業は渋谷区が都市計画決定した「笹塚駅南口地区地区計画」等に基づくもので、約3haの地区計画区域内におけるまちづくりの出発点として、防災性の向上や地域の活性化等、安心・安全で快適なまちづくりに寄与するものである。

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