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日本土地建物/東京建物ほか 「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」が着工

2013.10.07 16:54

 日本土地建物(東京都千代田区)、東京建物(東京都中央区)、日建設計(東京都中央区)、清水建設(東京都新宿区)の4社が特定業務代行者として参画している「京橋二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の起工式が2日に執り行われた。このじぎょいうは東京メトロ銀座線「京橋」駅直結、JR「東京」駅から徒歩6分という交通利便性の高い立地に、超高層オフィスビルとしては希少性が高い免震構造(中間層免震)を採用した最新鋭の大型開発計画となっている。
 敷地内で建設される施設建築物は再開発棟・歴史的建築物棟の2棟を予定しており、再開発棟の建物規模は地上32階地下3階、歴史的建築物棟は地上8階地下2階、総延床面積は約11万9050㎡となる。中央通りと柳通りをつなぐ敷地内の貫通通路には自然光と取り入れた高さ約31mの開放的なガレリア空間を設け、周辺街路や地下広場、ガレリア空間に面した低層部には飲食店舗を中心とした商業施設を整備。京橋エリアの賑わいを創出する。
 事務所部分においては東京都建築物環境計画諸制度の最高グレードであるPAL・ERRの「段階3」を満たす仕様で、LED照明の採用など高効率設備機器の省CO2対策技術を導入し、快適な執務空間を実現しながらCO2排出量を削減。オフィスフロアは基準階約820坪の広大な整形空間とし、入居者のニーズに柔軟に対応可能な計画となっている。

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