週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

Livingo 「顔の見える」不動産マッチングサイト開設 SNSと連動した「実名制」で安心

2013.10.07 17:04

 不動産業界もIT化が進み、今や不動産の売買等はネット経由で情報を仕入れるのが当たり前。ビル関連のマッチングサイトも多数開設されているが、「参加者の顔が見えないと利用しにくい」との声も聞こえてくる。インターネットの最大の課題ともいえるだろう。
 そうした中、不動産関連サービスを提供するLivingo(東京都新宿区)は今月1日よりSNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用した業界初のソーシャル不動産マッチングサイト「Livingo!(リビンゴ)」の運営を開始した。
 同サイトの最大の特徴は「実名制」にこだわった点だ。同サイトの利用には会員登録が必要。基本的に実名・顔写真をオープンにしてサイトを活用することになる。実名率の高いFacebookのアカウントを持つ不動産・建築・インテリアに興味を持つユーザーを中心に来年4月までに会員登録数10万人を目指すという。
 「物件を売りたい・買いたい、貸したい・借りたいという売買・賃貸借のマッチングだけでなく、建設関連の設計・施工、リフォームやリノベーション工事のマッチングも行えます。利用者のメリットは供給者の顔が見えているので安心して商談を進めることができるほか、コメント機能やいいね機能の利用者が増えてくればユーザー同士のコミュニケーションが見える化し、供給者の人気度も把握しやすくなります」(加瀬澤氏)
 一方、供給側は物件投稿に費用がかからず、個人名で登録しているのでターゲットの属性がわかりやすい。簡易的なマーケティングツールとしても利用可能だ。また、同サイトではオリジナルのポイント制を採用しており、会員登録や友達招待によるポイント付与または投稿に対する「いいね!」数のランキングによってポイントが付与され、獲得したポイントは換金できるという。

PAGE TOPへ