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ワンオンワン 愛犬家向け住宅の必読書を来月発刊

2013.05.13 17:14

 「愛犬家住宅」に関する教育事業や建材販売、「愛犬家住宅コーディネーター」資格事業などを行うワンオンワン(東京都港区)が、愛犬家の住まいづくりをさらに推進する「愛犬家住宅ガイドブック」を6月に発刊する。
 「愛犬家住宅」とは犬の飼育に適した住宅のことで、設計や建材・設備の選定などあらゆる点を考慮して建設されている。同社では平成20年、業界に先駆けて「愛犬家住宅プランニングガイドブック」を発刊。愛犬家住宅に適した建材を掲載したカタログ編と、ペット業界の動向がわかるデータ編、これまでに竣工した愛犬家住宅を紹介する実例編からなる同書は愛犬家住宅構築のための必読書となっている。今回発刊される「愛犬家住宅ガイドブック」は発刊から5年が経過した同書の内容を見直し、「実例編」「カタログ編」「顧客対応編(仮)」で構成される予定。
 同社発表の資料によれば犬の飼育率は現在17・8%で、この数字だけみれば決して大きくはない。しかし、今後「飼いたい」との回答は31・7%に達しており、合わせれば半数を超える。現在飼育していない理由としては「住宅事情」がトップとなっており、今後住宅の整備がすすめば市場拡大は加速的にすすむとみられている。犬の飼育率は所得に比例するというデータもあり、伸びしろは大きそうだ。また愛犬家の悩みで最も大きなものは「床のすべり」「臭い」「傷・汚れ」の3点で、その解消も含めた住宅の整備について、8割以上の愛犬家が専門家の意見を求めているという。愛犬家住宅とそのコーディネートができる人材の必要性は、今後さらに高まりそうだ。
 同社代表の中嶋宏一氏は「ペットを飼っても良いというだけの『ペット可住宅』はもはや当たり前です。これからは、設備などをペット仕様とした『ペット共生型住宅』の時代になっていきます。こうしたなか、愛犬家仕様へのニーズはさらに高まっていくでしょう」と話している。

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