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三井不動産 太陽光パネル設置した物流施設が着工

2013.05.13 17:13

 三井不動産(東京都中央区)が埼玉県八潮市で開発をすすめる物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク」が、7日に着工した。着工に先立つ4月26日には安全祈願祭が行われ、関係者が工事の安全を祈願した。
 同施設は首都高「八潮南」ICより4・2km、同「新郷」ICより5・6km、東京外郭環状道路「草加」ICから4・4kmの工場集積地に立地。首都高による都心へのアクセスと外環による首都圏へのアクセス双方に優れ、物流拠点の立地としての利便性は高い。また東武伊勢崎線「草加」駅から徒歩18分で、駅と施設を結ぶ路線バスも運行されるなど就業者の利便性も確保されている。
 施設の大きな特徴となっているのが屋上に設置される発電容量は1メガワットの太陽光発電パネルだ。またCASBEEはAクラスを取得予定。環境に配慮した物流施設となる。施設は延床面積約4万1600㎡の4階建てで、竣工は平成26年2月末日を予定している。
 流通形態の変革とそれにともなう物流形態の変化は、いわゆるモダンロジスティクスと呼ばれる大規模かつ高機能な大型物流施設を次々と誕生させている。同社でも、「サプライチェーンの効率化などユーザーのニーズに応える、機能的で先進的な物流施設の開発・運営を積極的にすすめていく」としており、平成24年12月に着工したグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(東京都港区)との共同開発施設「GLP・MFLP市川塩浜」をはじめ、首都圏で6物件、大阪で1物件の計7施設の開発をすすめている。

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