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野村不動産マスターファンド投資法人 物流・商業主体のリートを上場へ

2013.05.13 17:15

 野村不動産ホールディングス(東京都新宿区)は9日、同社子会社の野村不動産投資顧問(東京都新宿区)が運用を行う野村不動産マスターファンド投資法人(東京都新宿区)の投資口について、Jリートへの上々が承認されたと発表した。上場は6月12日。
 野村不動産マスターファンド投資法人は、同社グループが運用するJリートとしては野村不動産オフィスファンド投資法人、野村不動産レジデンシャル投資法人に次いで3番目の上場。前2リートがそれぞれオフィス、住宅を投資対象としていたのに対し、物流施設と商業施設を投資対象としている。
 同社グループでは今回の上場によって投資対象の幅が広がり、運用資産高の増加が期待できるとしている。一方で従来私募商品として扱ってきた投資口を上場することになるため、グループ内における私募商品の割合が相対的に低下して資金調達上のバランスが崩れることも予想される。野村不動産ホールディングスでは私募ファンド事業を別会社へ移管することも視野に入れているとしており、また将来的には開発型の私募ファンド運用を想定しているためグループ内での競合は生じないと見ている。
 今回の上場によりJリートは全38銘柄となるが、昨今上場された銘柄は多くが物流施設を投資対象としており、トレンドを感じさせる。

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