週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

三井不動産 「帝国ホテル」を傘下に 日比谷地区の再開発検討 株式33%超を約862億円で取得

2007.10.08 16:26

 三井不動産(東京都中央区)は、帝国ホテル(東京都千代田区)の発行済株式33・16%となる985万株を取得し、筆頭株主となった。
 帝国ホテルの株式を保有していた国際興業(東京都中央区)の親会社、サーベラス・キャピタル・マネジメント(本社アメリカ)から取得し、資本参加するものだ。取得価格は861億8750万円(1株8750円)である。
 同社は117年の歴史を有する帝国ホテルを傘下に置くにあたり、同ホテルの経営の方針を支持し、自主性を確保するとしており、役員などの派遣も検討している。
 同社は帝国ホテル近くに、同ホテルと同じく日比谷通りに面する「三信ビルディング」「日比谷三井ビルディング」を所有しており、昭和5年竣工の前者は今年5月より解体に着手している。後者の解体も検討しており、日比谷エリアでの一体再開発計画を推進する構えだ。

PAGE TOPへ