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サンケイビル 西梅田プロジェクト名称「ブリーゼタワー」に決定 バイエルなどオフィステナントとの契約進む

2007.08.06 14:41

 サンケイビル(東京都千代田区)は、大阪市北区で開発中の「西梅田プロジェクト」の複合高層ビルの名称を「ブリーゼタワー(BREEZTOWER)」と決定し、7月31日に上棟式を行った。
 同プロジェクトは、梅田二丁目の旧「大阪サンケイビル」を、地上34階地下3階建て、高さ175mの複合ビルに建て替えるもの。平成20年7月末に竣工、同年9月にグランドオープンの予定である。
 名称は英語で「そよ風」を意味する「ブリーズ(BREEZE)」を素にした造語だ。末尾の「E」にアクセントを置き、「エコロジー」「エンターテインメント」の面から価値提案を行っていく姿勢を表している。同ビルの敷地面積は5291・89㎡、延床面積は8万4790・04㎡。低層階を約60店舗の物販・飲食店舗で構成される商業ゾーンとし、10階から32階までのオフィスフロアは、基準階面積約400坪、天井高2800㎜の規模だ。
 新耐震基準の1・5倍の耐震性能を備え、オフィス専用のエントランスにはセキュリティゲートが設置されている。またダブルスキンファサードと自然換気システムを採用し、オフィスフロアに外気や自然光を取り込みつつ、熱を遮断する構造だ。
 現在、バイエルをはじめとするオフィステナントとの入居契約が進んでいる。
また7・8階に設けられる客席数912の中規模ホールは「サンケイホールブリーゼ」、隣接するカンファレンスは「ブリーゼプラザ」とそれぞれ名称が決定した。

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