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世界貿易センタービルディング 大崎駅西口「ThinkParkTower」10月25日グランドオープン 地上30階建て1万人収容のオフィス棟医療モールも備えテナント入居率10%

2007.08.06 14:41

 世界貿易センタービルディング(東京都港区)と明電舎(東京都中央区)が大崎駅西口の明電舎工場跡地で開発を進める複合施設「ThinkParkTower」のグランドオープンが、今年10月25日に決定した。
 平成16年、東京都から「都市再生特別地区」第一号として告知された再生計画による同施設は、JR他各線「大崎」駅よりペデストリアンデッキ直結で徒歩2分の距離。敷地面積1万8850㎡、延床面積15万2009・01㎡、地上30階地下2階建て、最高高さ140・5mのオフィスタワーである。低層階には商業エリア「ThinkParkPlaza」が展開され、敷地全体の約4割は憩いの森「ThinkParkForest」で占められる。
 3階から30階までのオフィスフロアは、基準階面積約3000㎡。天井高2800㎜、OAフロア100㎜、中心部分から窓面までの奥行き約20mを確保した整形無柱空間となっている。24時間体制の有人管理と併せ、入館からテナントエリアまでの間に非接触型ICカードによる最大4段階のセキュリティシステムが構築されている。
 7月23日現在、入居率は100%だ。入居決定している企業は日本ハム、モスフードサービス、プーマジャパン、モトローラなど全14社である。リーシングは3年ほど前から行われた。
 「フロア面積やセキュリティ面を評価いただいたと考えております。年々育ち、ますます豊かになるであろう『森』の他、約1600㎡の広さを誇る医療モールなどのオフィスサポート機能も提供いたします」(企画部次長野口豪教氏)
 1・2階の商業フロアには、1万人のオフィスワーカーのニーズに対応する飲食・サービス店など25店舗が入居する。
 環境への配慮もなされており、緑化の他、ガスコージェネレーションシステムや蓄熱式空調システム、自動調光システムなどの省エネルギー設備が導入されている。

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