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佐山製作所 給水管を延命する磁気式の水処理装置を展開

2001.08.13 17:32

 ポンプや給水システムなどビルの水回りを手掛ける佐山製作所(東京都足立区)は、給水管を延命する磁気水処理装置「クリーン・ウォーター・システム」を販売。
 「クリーン・ウォーター・システム」は、地球の環境磁場を人工的につくり出し、そこに水を通すことにより水を活性化させる装置。給水管を通る水を磁気化することにより、管内のスケールを除去し、電解酸化還元により酸化被膜を徐々に形成していく。酸化被膜は、ステンレス鋼の表面と同じもので、これを管内に形成することにより、錆の再発を防ぐというもの。これにより腐食の進行を止め、給水管を延命させるという。
 「今までは、水あか、湯あか、錆などの名で呼ばれるスケールの発生を防ぐのは不可能とされ、すでに発生したものを、機械的洗浄や化学薬品の連続投入で除去、あるいは配管や設備を新品に取り替えてしまうのが一般的な方法でした。これらの方法はコストがかかるだけでなく、洗浄による配管の破損、使用薬品による二次汚染などの問題を伴い、ビルオーナーの方や設備の管理者にとって深刻な問題となっていました」(同社)
 この商品はこれらの問題を解決するだけでなく、水の活性化により健康に有益な水をつくるという。
 家庭用と業務用があり、業務用は循環水量80リットル/秒までに対応するSタイプ、150リットル/秒までに対応するMタイプ、270リットル/秒までに対応するLタイプの3タイプを用意。
 価格はSタイプ230万円、Mタイプ280万円、Lタイプ360万円。

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