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三洋電機空調 氷蓄熱槽と室外ユニットの一体化により省工事を実現

2001.08.13 17:31

 空調の総合メーカー三洋電機空調(足利市)は、業界初の氷蓄熱槽と室外ユニット一体型の小型氷蓄熱式パッケージエアコン、新型「エコ・アイスmini」を10月より販売する。
 同商品は、三洋電機空調と東京電力の共同開発で、東電ホームと三洋電機空調を中心に販売する。
 氷蓄熱槽と室外ユニットの一体化により省工事を実現するとともに、デザイン的にも斬新なものとなっている。
 また、地球環境への配慮の観点からオゾン層破壊係数ゼロの新冷媒「R410A」を採用し、高い運転効率も達成している。この他に、設置場所での冷媒充填が不要な点や、室内空調運転と蓄熱運転を1つのリモコンで操作できる点などの特徴を持つ。
 小規模な店舗や事務所などを対象に、全国で年間1万台の設置を目標にしている。
 東京電力はこの商品の発売により、蓄熱式空調システムの一層の普及と電力負荷平準化の推進を目指す。
 三洋電機空調は商品のラインアップを充実させ、市場におけるシェアの向上と地球に優しい商品の普及拡大を目指す。

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