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丸紅ユティリティー・サービス　超音波用いたエアコンフィルター洗浄工場

2000.06.19 17:12

　6月8日、丸紅ユティリティー・サービス（千代田区）は、超音波によるフィルター洗浄を行う安行原工場（埼玉県川口市）の開所式を執り行った。
　昨年、同社は丸紅（千代田区）の100％子会社として設立され、日本通運（千代田区）と共同で、オフィスビルなどの空調に使用されるフィルターの再利用を目的に超音波洗浄を試験的に実施してきた。
　同社が本格的にスタートさせる超音波によるビル空調用フィルターの洗浄サービス事業は、これまで産業廃棄物として使い捨てされていた汚れた空調用フィルターを洗浄・再利用するというもの。フィルターに使用されている木材をリサイクルすることによる資源の有効活用、　再利用することによる取り替え費用の削減、産業廃棄物の産出抑制など、数多くのメリットを持つ。
　同工場内に川崎重工業（神戸市）にて開発された超音波洗浄装置を設置して、汚れたフィルターを洗浄する。フィルターの回収、及び配送など物流は日本通運が行い、顧客への定期的な洗浄サービスを行っていく予定。
　同社では初年度の売上について1億円を見込んでいる。