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永楽ビル(丸の内)再開発計画発表 三菱地所と日本工業倶楽部が共同で 延床3万坪の大型ビル2004年竣工を予定

2000.01.03 14:48

 三菱地所(東京都千代田区)と(社)日本工業倶楽部は日本工業倶楽部会館と永楽ビルヂングを共同で再開発することを発表した。
 発表された計画概要によれば、建設される新ビルは地上30階建てで高さは143メートル、延床面積は駐車場を含め約3万3500平米となる。
 日本工業俱楽部は丸の内地区でも最古参のビルで歴史的価値も高いことから新ビル建設後も建物南側部分を保存、再現する方向でまとまりそうだ。また永楽ビルヂングは三菱信託銀行が本店として使用している為、建て替え後も金融中枢機能の入居を想定した設計になる予定だ。尚、三菱信託銀行本店は永田町の山王パークタワーにその間移転をする。
 来年2月に解体工事に着手し、2001年には新築工事の予定。竣工は2004年を見込んでいる。  三菱地所は品川など新興オフィス街に対抗出来る街づくりの為丸の内地区の大規模な再開発事業に着手している。
 その第一弾として丸の内ビルヂングの再開発工事が昨年着工され、2003年に完成を迎える。他にも同社では今後10年間で総額5000億円をかけて5~6棟のビルを建て替える予定でいるという。
 加えて丸の内界隈では新東京サンケイビル、パシフィックセンチュリープレイス丸の内、JR東日本本社跡地など大がかりな開発計画が進行しており、数年後には100mを超すビルが林立するオフィス街に変貌する予定だ。もともと知名度とステータス性に富む地区だけに他オフィスエリアにとっては驚異的な存在になるといえそうだ。

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