週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
分譲マンション「レーベン光が丘 GLOW GARDEN」 独自の防災システムがレジリエンスアワードを受賞

2026.06.29 11:10
MIRARTHホールディングス(東京都千代田区)のグループ会社であるタカラレーベン(東京都千代田区)は、独自開発の防災マンションシステム「MIRARESI」(以下、ミラレジ)が、第12回ジャパン・レジリエンス・アワードで、国土強靭化担当大臣賞を受賞した。先月22日には同システムを初導入した「レーベン光が丘 GLOW GARDEN」の販売を開始している。
同物件は都営線「光が丘」駅徒歩14分、西武線「練馬高野台」駅徒歩24分に立地する分譲マンション。鉄筋コンクリート造の地上8階建て、47・39~73・92㎡の全77戸からなる。
大きな特徴は独自のレジリエンスシステムを取り入れている点だ。一般的なマンションの災害時対応では、共用部に集まり協力体制を作るといったコミュニティに頼る面が大きい傾向にあった。一方で大規模災害時における避難場所不足が課題とされている昨今、在宅避難による日常生活の維持は大きな意味を持つと考えられている。防災マンションシステム「ミラレジ」は、蓄電池で蓄えた電力で給水ポンプを稼働させ、災害時に水と電気を確保することを可能とした。これにより、住人がコミュニティや管理人に頼りすぎない感児湯の整備につながることが期待される。
同システムでは物件の特性に合わせてベーシック、エコベーシック、プレミアムの3パターンを整備。「レーベン光が丘 GLOW GARDEN」では共用部と専有部に対応した「プレミアム」を採用している。
「本システムでは実際の給水ポンプの稼働実績や家庭での水の利用割合を分析し、24時間連続運転で停電時に最も効率よく電気を消費できる設計を構築しました。通常時は太陽光で発電した電気を優先利用として不足分を系統電力から補い、停電時は維持されている電気へと切り替わることで断水を防ぎます」(建築統括管理室 建築管理部 品質管理課 加藤 志乃氏)
専有部ではマンションの屋上に設置した各住戸専用の太陽光パネルで発電を行う。各住戸の下足入れに設置されているポータブル蓄電池を経由し、災害時には蓄電池にたまった電気を屋内に設けた防災コンセントから直接利用することが可能。接続先はLDKのマルチメディアコンセントとトイレ、冷蔵庫などにあらかじめ配線をされているため、スマートフォンの充電をはじめ災害時の家電利用を入居者がそれぞれで行うことができる。
また初動対応の補助ツールとして、ミラレジミッションカードとミッションマップも整備。共用部のトイレの開放や防災マニュアルに基づいた防災本部の立ち上げなど、カードの指示に従うことで、大きな災害発生時の混乱の中でも迷うことなく段階的に実行することが期待される。
同物件は第1期で35戸を販売。災害システムの付加価値も後押しし、ファミリー層等を中心に引き合いを集めているという。第2期は5900~8900万円台で販売を行う構えだ。



