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三菱重工業 ビル全体の省エネ管理にも活用できるリモコン装置

2013.11.11 17:37

 三菱重工業(東京都港区)は5日、ビル空調システム向けに次世代型集中制御リモコン装置「SL4」を開発したと発表した。
 同装置はウェブサーバー機能や9インチ大型カラー液晶タッチパネルを搭載し、多機能でありながら簡便・快適な操作性を両立。機器の制御監視にとどまらずビル全体の省エネ管理にも活用することが可能になった。同社製ビル用マルチエアコンおよびパッケージエアコンとの組み合わせが可能で、11月20日から発売するという。
 9インチ液晶画面はブラックを基調に青・赤・緑・灰の5色カラーで空調機の状態を表示。パネル周辺に白色を採用することで鮮明さと高視認性を実現した。また、パネル露出部の厚みは構造面の抜本的な見直しにより薄さ23mmを実現し、スタイリッシュなデザインに仕上がった。
 LAN機能およびウェブサーバー機能を標準搭載し、パソコン画面で空調機の設定・操作・監視および運転データのダウンロードを行える。加えて、マルチタッチ技術を採用したタブレット端末に監視画面を表示することも可能だ。また、最終段階の緊急停止モードを含め4段階のデマンド制御機能を搭載しており、省エネにも貢献。第1段階はプラス・マイナス2度の設定温度シフトで、第2、3段階では圧縮機を停止させるサーモオフに移行。運転時間積算値の「見える化」機能も備え、きめ細かいエネルギー管理が可能になった。

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