不動産トピックス
【第27回不動産ソリューションフェア&シンポジウムみどころ】”セミナーF会場”プログラム 不動産オーナー・不動産事業者が登壇
2025.10.03 17:12
今年の「不動産ソリューションフェア&シンポジウム」は、セミナーに重きを置いた展示会となる。新たな取り組みとしては、定員25名のセミナー会場の一つ「F会場」を不動産オーナー・不動産事業者が登壇する専用の会場とする。
「F会場」の登壇企業は、事業用不動産を保有かつ運営・管理しているオーナーや不動産事業者を対象としている。彼らが日々の業務で得た知見・ノウハウの一部をセミナーで話し、他の不動産オーナーや不動産事業者に参考となる、または新たなビジネスチャンスにつながる仕組みだ。11時からはstudioKOIVU一級建築士事務所(名古屋市熱田区)取締役の坂口大史氏が、事業用不動産で普及の進む木造およびCLTの可能性について講演する。
12時からはスリーエフ(東京都港区)が昨年12月に建てた、「GREEN TERRACE表参道」について講演する。東京メトロ「表参道」駅徒歩2分のロハス通り沿いで建設した商業ビルで、コンセプトやビルの動線なども特徴的。築年数が経過しても陳腐化せず、むしろ物件の付加価値として印象が高まる造りなどを聞くことができる。
14時30分からは「“不動産×建築×メディア”でエリアの価値を高める実践」と題し、旧三福不動産(神奈川県小田原市)代表取締役の山居是文氏が話す。小田原市を中心に、未活用となった不動産の再生やサブリース業などを手掛けており、地方都市でもできる、エリアの魅力形成術等について語る。
続く15時からは、「不動産がある人もない人も始められる! ~ストレージ(収納)事業の勧め」と題し、加瀬倉庫(横浜市港北区)が講演。東京都・神奈川県を中心に数多くのテナントビルを保有・運営する加瀬倉庫が、最も得意とするストレージ(収納)事業について語る。
時間によっては、まだ若干の空きがある。「自社の不動産経営・不動産事業で培った事業を話したい」や「多くの不動産オーナーとつながりたい」といった不動産オーナー・不動産事業者は、ぜひとも活用してはいかがか。自社の成長・拡大にもつながる可能性を秘めている。
<週刊不動産経営9/8号掲載>